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「統合失調症の一族」という本を読んだ
これ衝撃的でしたね
ギャルヴィン一家の実話なんだけど、ギャルヴィン家には子供が12人いて、そのうちなんと6人が統合失調症
一つの兄弟の中にこれだけ多くの統合失調症患者がいるのは世界でも類をみないそうだ
この一家の壮絶な物語がかなり詳細に描かれている
統合失調症は幻覚や妄想などが起こる精神病の中でも特に重い病気だ
暴力的になり、家族も手がつけられなくことも多い
特に大変なのが本人に病識がないってことなんですよね
病識とは病的な状態であることを自分で認めること
幻覚は本人にとってはリアルであって、これがわからない周りのほうがおかしいってなっちゃうから病気の自覚が持てない
病気じゃないと思うから薬も飲まない
家族も医者も何も出来なくなるんですよね
これによって家族はとてつもない傷を負う
もう自分の家には関わりたくないと背を向ける兄弟もいれば、向き合うことで心にケリをつけようとする兄弟もいる
誰も責めることが出来ない悲劇なんですよね
統合失調症はずっと頭がおかしいわけでもなく、穏やかな時期とおかしくなる時期があるのがまた悲劇を呼ぶ
本来の性格は優しい人とかってわかってるから、悪化した時にその状態を受け入れ難く感じてしまう
あまりに狂ってしまうと、本来の人格はどっちなんだろうという疑いまで持ってしまう
とにかく愛する人の心を振り回す病気なのだ
ここが読んでいて辛い
ただ、このギャルビン一家がデータの提供に協力的だったおかげで統合失調症の研究はかなり進んだそうだ
しかも、発症しなかった末っ子の娘が統合失調症の研究者になったそう
100人に1人が発症する統合失調症。少なくない確率だ。
未だに謎が多い統合失調症
この本を読んだ限り、統合失調症の大まかな理解として、脳の抑制が効かなくなってる状態だということがわかる
人間の脳は外部から情報を取り入れるが、フル稼働してしまうと情報過多の状態になり、それに人は耐えられなくなる
よって、人間の脳には情報を抑制する機能か、抑制する働きをする成分が必要になる
統合失調症患者は頭がおかしいわけではなく、この抑制がうまく働いていない状態なのだ
暴れている人を安易に人格がおかしいと決めつけてはいけない理由がここにある
それでも目の前の現実として、暴力があるのも事実だ
切実で悲しい物語
世間のこの病気に対する理解が進むのも大きな一歩なのだろう
オレはそう思っちゃうんだよね
恋愛マスターくじら
大戸屋の黒蜜きなこティラミス
これ大好き