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我々はありのままを見ることが難しい
例えば、何かの動物が描かれている絵があったとする。
あなたは考えるはずだ。「これは何の動物なんだろう」と。
「ウサギっぽいな」
「アヒルにも見えるな」
でも見たことがない動物だ。
答えは「何の動物でもない、ただの落書き」
そんな生き物はいなかったのだが、人間の脳はどうしてもそこに意味を見出したがる。
ありのままを見れないのだ。
鏡なんかも同様で、鏡の前に立って鏡そのものを見れる人はいないだろう。
「良い鏡だなー」とかあんまり思わないはずだ笑。
その鏡に映っている自分をすぐに見てしまうだろう。そして他者から見える今日の自分はどうだろうかと考え始める。
つまり、人間はありのままをただ見ることが難しく、そこに何らかの意味を見出そうとしてしまうのだ。
これが「心＝脳」を疲れさせる。
「生きる意味とは」や、「私とは何か」なんて考えること自体がメンタル不調の原因となっていくのだ。
これは脳の仕組みなんで、自然と機能してしまう。
絵の具でりんごを描いた絵を見ると「りんごだ！」と思ってしまうのだ。
「絵の具で汚された紙だ！」とそのままとらえられる人は中々いない笑。
現実よりも脳内世界が優先されてしまうのだ。
メンタルが不調な時は、意味を見出すのを意識的にやめよう。
ありのままを感じるのだ。
食べ物をかじって固いな、柔らかいなとか、外の風が暖かいな、肌寒いなとか、現実の感覚を大事にしよう。
意味なんてものは元気な時に感じればいい。
目に見えない価値よりも現実の感覚だ。
体はイマココにあり、体が元気になってこそ意味や価値を味わえるのだ。
オレは関東地方に住んでいるが、今の時期は寒くも暑くもなく、それだけで大分快適だ。
これだけで意味なく気分がいい笑。
オレはそう思っちゃうんだよね
恋愛マスターくじら
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