「賢い人ほど感情論では動かない」

 

 

 

一つ前の記事でこのくだりを書きながら、ふと思いついたことがあったので文章にしてみようと思う。

 



知性の違いがカップルに及ぼす影響に関してだ。


 

 

現代は知識化社会だから、パートナーとの知性の違いでストレスを感じるカップルも多いだろう。つい先日もそんなお悩みをいただいたところだ。

 

 

 

 

大昔は足が早かったり、力が強かったりするほうが狩りに有利だったが、現代では頭がいい人ほどお金を稼ぐ。

 

 

 

どっちが偉いとかいう話ではなく、時代に合ってるかどうかってことだ。

 


 

インターネットによって、情報はかなり平等化されたので、みんな自分から欲しい情報にアクセスできる。わからないことは自分でググればいい。

 



 

知識は増えれば増えるほど、不安も解消してくれる。人間はわからないことに不安を感じるので、不安は知識不足からきていることが多いのだ。

 



 

これを理解している人は感情論ではあまり動かない。

 


 

不安そうな人に対して「考えてもしょうがないから不安になるな」と言うのはただの感情論でしかない。

 

 

 

賢い人ほど、これで説得されることはないだろう。

 

 

 

賢い人にはある程度の根拠を並べ立て、「こういう安心材料があるから大丈夫だ」と伝えれば、納得してくれる確率は上がるはずだ。

 

 


ただ、ここで難しいのが、感情論でしか物事をとらえることができない人たちがいることだ。

 

 

 

恋人のどちらかがこのタイプだと疲れてしまうこともあるだろう。

 


 

こういう人は「将来が不安だから保険に入っとこうよ」など、漠然と言い出す。

 


 

これはイメージだけの発言で、具体的に将来いくら必要なのか、何の保険に入るのか、掛け金は毎月いくらにするのか、民間のものにするか国がやっているものにするか、自身で資産運用するのとどっちが得なのか、などを自分で調べてはいない。

 


 

将来のお金に対する不安をぶちまけてるだけで、自身で調べ、お金の知識を増やし、不安を解消しようという意識はないのだ。

 


 

「クレジットカードってなんか怖い」っていうのと同じだ笑。

 

 

 

クレカを使わない人のおかげでクレカを使う人たちがポイント還元を受けれて得をするという現実がある。

 

 

 

最近で言うと、「ワクチンはなんか怖い」って言うのもそうだろう。

 

 

 

調べればリスクを利益が上回るのは明らかなんだけど、イメージや感情を優先するから、賢い選択ができない。

 

 

 

これは、自分で調べる前にまず人に聞こうとする人に多い。

 

 

 

インターネット以前の時代なら、まず人に聞くのもいい手段であったが、今の時代はまず自分で調べ、それでもわからない部分を人に聞くという順番でないと説明する方も困ってしまう。


 

 

無限に時間を奪われるということになるからだ。

 

 

 

自分で調べられることを人に調べてもらい、さらには噛み砕いて説明してもらう。

 


 

コミュニケーションコストが高いことこの上ない。

 


 

イメージだけの発言や、感情論というのはとにかく周りを振り回すのだ。

 

 

 

厄介なのは本人に、人の時間を奪っているという自覚がないことだ。

 


 

「それくらいいいじゃん」とか言ってしまう。


 

 

これは自分一人で情報にアクセスし、欲しい情報にたどり着くまでのカロリーを知らないからだと言える。

 

 

 

オレも昔はわからないことはすぐに人に聞いていたが、時代と共にこれはとんでもなく失礼なことなんではないかと気づくようになった。

 

 

 

それからは何でもまず自分で調べるようになったが、これはとてもカロリーが必要だ。

 

 


例えば、加湿器一つ買うのでも、自分の住んでいる家の間取りにはどのメーカーのものが最適で、予算にも合っていて、ランニングコスト的にもちょうどいいかを調べるのは中々に大変なのだ。

 

 


現代はとにかく選択肢が多い時代だからだ。

 

 


お金が無限にある人はいいが、普通の人では家電のデザインだけ見て「これ良さそう」なんて基準では選べない。

 

 

 

洋服などは頭を使わずに直感だけで買い物ができるが、必要な家電や保険、家の購入などはそういうわけにいかない。

 


 

家電などは本体価格は安くてもランニングコストがめちゃくちゃ高い機種なんてものもある。

 

 


こういう買い物は結果的に余計な出費を生む。知識の足りなさはこうやって人を貧しくしていくのだ。

 


 

貧しくても別に構わないという人は直感だけで生きていてもいいと思うが、それなりにお金のある生活がしたいならば、時代に合わせた生き方をしていく必要があるだろう。

 


 

それは自分で調べ、知識を手に入れていく生き方だ。

 

 

カップルが二人とも知識化社会に対応した生き方をしていれば、貧しい生活にはなりにくいはずだ。

 

 

知識がいくらでも手に入る現代において、バカを放置するのは恋人に対して優しくない行為だとも言えるのだ。

 


 

知識を日々増やし続けて、ようやく普通に生きれる時代とも言えるだろう。

 


 

自分で調べる意識がある人とない人では、とんでもない知識格差が開くからだ。

 


 

これはそのまま収入格差になったりもするだろう。

 

 

今日もこの事実に気づかずに直感やイメージだけで物事を判断し、感情に流されて生きている人々は大勢いる。




直感だけでマイホームを購入し、なんとなくそういうもんでしょと流されるままに35年ローンを組み、人生が詰んでしまってる人もよく見かける。


 


 

これにより、彼ら彼女らが貧しくなっても、自己責任だと言われてしまうだろう。

 


 

残酷な時代だ。

 


 

「ググレカス」は実は悪い言葉ではなく、無意識に人の時間を奪い続ける人たちに向けた、マナー違反を指摘しているだけなのかもしれない。

 

 

 

自分で調べ、知識化社会に対応し、生活をラクにしよう。


 

 


そのゆとりこそが恋人への愛となる。





オレはそう思っちゃうんだよね

 

 



恋愛マスターくじら



最近、愛犬のりたまのオレへの甘えっぷりがすごい。


のりたまがヘルニアになり、病院に連れて行った日、動けない状態でオレと二人っきりでずっと寄り添って一日中お留守番をしてた時からの気がする。


あの日はのりたまも不安だったのかな。絆が芽生えちゃったかもしれないw