これはモテないくじらくんと恋愛マスターの愛の物語である
くじらくん「あーモヤモヤするなー。なんなんだろうこれは？頭からかよちゃんのことが離れないよ。かよちゃんのことを考えるだけで胸が苦しくなる。僕は病気なのかな？」
恋愛マスター「くじらくん。それは恋っていう感情だよ」
くじらくん「え？…誰？」
恋愛マスター「僕は恋愛マスターだ！」
くじらくん「…え？」
恋愛マスター「僕は恋愛マスターだ！」
くじらくん「…え？」
恋愛マスター「だから僕は恋愛マスターだ！」
くじらくん「え？」
恋愛マスター「いや何回言わせるんだよ！」
くじらくん「恋愛マスターってなに？」
恋愛マスター「まあその…恋愛に詳しい人だ…」
くじらくん「ざっくりしてるね」
恋愛マスター「くじらくん、恋愛マスターを追い詰めてはいけない」
くじらくん「そうだね、一回僕が受け入れないと話が進まないもんね」
恋愛マスター「わりと嫌な言い方をするね」
くじらくん「恋愛マスター、僕のこの気持ちは恋っていうの？」
恋愛マスター「そうだよ。くじらくんは今恋をしてるんだ」
くじらくん「あーかよちゃんを僕のものにしたいよー恋愛マスター！お金ならいくらでも出すよ！僕はボンボンなんだ！何とかしてよー！この純愛をなんとかしてよ！」
恋愛マスター「それは純愛とはいわないよ。。」
くじらくん「かよちゃんはとっても良い子なんだ。良い子だからきっと福沢諭吉をみたら目の色変えて飛びつくはずだよ！」
恋愛マスター「全然良い子に聞こえないよ！自分の好きな子をめちゃくちゃいうね。」
くじらくん「あーかよちゃんはお金と僕を天秤にかけてくれるかなー」
恋愛マスター「自分で言ってて悲しくならないかい？いいかいくじらくん、【愛はいつだって無条件なんだ。】お金で口説くなんてことはしてはいけない。等身大のくじらくんでアプローチするんだよ」
くじらくん「え？なんて？」
恋愛マスター「いや聞いてろよ！恋愛マスターっぽいこと言ったんだから！」
くじらくん「等身大かーじゃあ物で気をひくなんて考えちゃダメかー」
恋愛マスター「聞いてたのかよ…」
くじらくん「あーそれにしても胸が苦しいよー。かよちゃんは今頃なにしてるんだろうなー？かよちゃんは僕のことをどう思ってるんだろうなー？恋愛マスター！いてもたってもいられないよ！僕はどうしたらいいの！教えてよ！ねえ教えてよ！」
恋愛マスター「くじらくん、【恋愛っていうのはね、相手がどう思っているのかを考えることじゃない。自分がどうしたいかを表現するのが恋愛なんだ】」
くじらくん「偉そうに。。童貞のくせに。。」
恋愛マスター「いや童貞じゃねーわ！童貞で恋愛マスターっておかしいだろ！」
くじらくん「でもどうしたいかっていってもなー。話しかけたりしたいけど何を話して良いかもわからないし。それを想像しただけで胸が熱くなって体が爆発しそうだよ！やっぱり話しかけるなんて無理だよ！どうしたらいいんだよ！パニックだよ！」
恋愛マスター「落ち着きなさい。くじらくんが今いくら彼女のことを考えても彼女は普通に生活しているだけで状況はなにも変わらない。【恋愛は1人で舞い上がるな、2人で燃え上がれ！】だ」
くじらくん「すごく納得出来るんだけど一回だけ殴っていい？」
恋愛マスター「なんでだよ！」
くじらくん「いやカッコつけてたからイラっとしちゃって。手頃な鈍器ないかな？」
恋愛マスター「殴るための鈍器を探すな！」
くじらくん「ごちゃごちゃ考えてないで行動しろってことだね」
恋愛マスター「そうだよ！くじらくん！」
くじらくん「でもどうやって話しかけたらいいんだろうなー。かよちゃんに話しかけるなんて考えただけ緊張しちゃうよ！恥ずかしいよ！やっぱり無理だよ！」
恋愛マスター「じゃあ一生待ってるのかい？【待ってるだけの片想いなんて恋愛においてはゼロだ。ゼロを1にする勇気を持つんだよ】」
くじらくん「えーでも…僕モテないし…」
恋愛マスター「【君はモテないんじゃない。フられてないだけだ。】」
くじらくん「え？だって僕誰とも付き合ったことないよ」
恋愛マスター「フられたこともないだろ？」
くじらくん「うん」
恋愛マスター「じゃあ君がモテるかモテないかなんてわからないんだよ。2人に告白して1人成功する人もいれば30人に告白して1人の人もいる。要は自分でその確率を知ることが大事なんだ。30人に1人だったなら3000人に告白すれば100人と付き合えるんだからそのの100人から一生添い遂げる人を選べばいい」
くじらくん「えー！？でもそんなにフられたくないよ」
恋愛マスター「じゃあ今のまま1人で一生過ごしてもいいのかい？」
くじらくん「それはやだよ…」
恋愛マスター「君は今の現状を変えたいと思ってるわけだ。なら今君が守っている自分になんの価値があるんだ？相手を手に入れたいと思うならフられて傷つきたくないなんていう自分のプライドを蹴飛ばしてやれ！」
くじらくん「マスター！！」
恋愛マスター「マスターっていうのやめてくれないか…。バーのマスター感が強いから」
くじらくん「僕話しかけてみるよ！今からかよちゃんとこ行ってくる！マスターお会計！」
恋愛マスター「それバーのマスターにいうやつ！」
続く
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ご感想お待ちしてます(^^)
続きを読みたい方がいましたら続き書こうと思います（笑）
【くじらの恋愛相談】焦ってもしょうがない。先のことは誰にもわからない。それより目の前のコミュニケーションを大事にするのだ。瞬間瞬間を大事にしてる人がその先に続く幸せを掴む。愛の終着駅はあなたが今いる場所から地続きなんだ。さあ出発だ。愛のグーグルマップを開け。#恋愛マスターくじら
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