泣いたりしないんだよね、あんまり。
ドラマとか映画観てもね。
でも自然と涙が出たよ。
ずいぶん久しぶりな気がする。
千原ジュニア氏著「14歳」
読み終わったら自然と涙が出た。
こんなに自然な感じは初めてかも。
悲しい涙とは違う。
なんだろうなこの感じ。
懐かしい感じ。
この本はジュニア氏の自伝的小説。
14歳の時期の心の葛藤を描いている。
どうしても人と同じことができない、したくない。
自分の中にエネルギーはある、しかしそれをぶつける場所はない。
そして主人公は部屋に引きこもる・・・。
暗い、暗い、14歳・・・。
物語は主人公が中学を卒業してまもなくお笑いという世界に出会い、高校を辞めお笑い界に飛び込むところで終わっている。
時期は少しずれるがオレも同じような思いの青春時代を過ごしている。
オレは中学を卒業すると同時にお笑いの世界に入ることは決めていたが高校を卒業するまでは我慢した。
この高校3年間はオレの人生の中で最もつらく苦しい時期だった。
学校の中にはオレが欲しいものは何もなかった。
早く戦いたかった。
高校3年間ひたすらネタを書いていた。
前に進めない苛立ちを紛らわせるかのように・・。
ただ耐えるだけの本当に苦しい3年間・・。
その頃自分が抱えていた心の闇の部分がこの本を読んだことによって思い出され懐かしく感じたんだと思う。
そしてその深い闇をようやく抜け出しお笑いという未知なる世界に飛び込む時のあのドキドキ感と爽快感の入り乱れた感覚。
人と同じということに人一倍拒絶反応を起こしていたあの頃から今に至るまで、人と違うということにこだわって生きてきた気がする。
そしてそれはこれからもそんなには変わらないと思うがこの本にだけは素直にいわせてください。
「共感」しました。
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