TXの「カンブリア宮殿」でゲストのさいとうたかをさん(ゴルゴ13の作者)が言っていた。


「オレは学校で1+1=2と習ったが1+1が2だとはどうしても思えなかった」と。


「先生が黒板に書く1という文字にしても、長さも傾き方もその時によって全然違っていた。だからそれを足しても2になるとは思えない」と。


すごく共感した。


まったく同じようなことをオレも小さい頃に感じた経験がある。


先生が言うからとそれを100パーセント鵜呑みにする気にはどうしてもなれなかった。


朝起きたら「おはようございます」といいましょう。


なぜだ?


「SOMETIME」これはサムタイムと読みます。


なぜだ?


誰が決めたんだ?


こんなことを考えているうちに授業はどんどん進んでいった。


これは未だに続いている。


世間で言うところの当たり前に馴染めない。


たくさんの疑問がある。


ほとんどの人はそれを違和感を感じずに受け入れている。


「素直だから」と満面の笑みで。


オレは素直さは時として悪だと感じる。


考えないということを容認するという意味で。


だからオレはさいとうさんの発言を聞いて嬉しかった。


番組の最後でMCの村上龍さんが言っていた。


間違いなくこの番組始まって以来の変わり者だと。


・・・やはり少数派のようだ。