オレはドラマが嫌いです。
テレビドラマとかのことではなくて自分のことやその周りの人間たちのことをドラマ化するのが嫌いなんです。
だからあまり感情を直接的に表現したりしません。
全てはドキュメンタリーであり、それ以上でもそれ以下でもなく、好きでも嫌いでもなく、普通・・・なんです。
ありのままをありのままで受け止めたいんです。
だから「別に・・・」なんですね。
この前オードリーの若林に「それにしてもくじらさんの無感動さは異常だ」と言われました(笑)
もう随分昔の話になりますがオンエアバトルに出たことがありました。
たまたまオレのコンビと若林のコンビの出演が同じ回でした。
結果は惨敗で俺らが9位で若林のコンビが10位でした。
若林はたいそう悔しかったらしいんですが、ふと隣をみるとオレがいつも通りの顔でヘラヘラしていたそうです。
たぶんそん時のオレも「今の自分の実力はこんなもんなんだ」と認識して、それ以上でもそれ以下でもなく、悔しがるでもこれから頑張ろうでもなく、すねるわけでも現実逃避するわけでもなく「別に・・・・」なんでしょうね(笑)
確かにそこにドラマを付け加えると面白いんでしょうけどなんか気恥ずかしい。
「こんなに頑張ったのに・・」とか「次こそは・・」とか正直どうでもいいんだよね。
良い結果も悪い結果もオレにとってはただの事実なんだよなあ。
オレはすでに13年も芸人やってるけど「苦節」なんて考えたこともないしな・・。
芸人の中じゃオレのおそらく一番の理解者であるオードリーの若林がM-1で優勝したとしても「・・・ふ~ん」だな(笑)
まあ遅かれ早かれ才能のある奴はいつかは世に出て行くと思ってるからその時期がたまたま今だったかと思うだけだな。
「良く頑張ったな」とか全然思わないだろうな。いやマジで。
オレがR-1で優勝しても「そうなんだ・・・」とかだな(笑)
でもそれじゃあテレビ的につまんないからなんかいうんだろうな。オレいやらしいから(笑)
でも冷めてるわけじゃあないんですよ。
こんなんでもオレ人一倍熱い人間だと自分では思ってますから(笑)
お笑いを好きな気持ちとか目標に向かって邁進するエネルギーとかは我ながら暑苦しいなあと思うことがあるくらい。
ただそれをドラマ化するのが嫌いなだけなんです。
でもドラマ好きな人って多いですよね。
日本人に特に多いのかな?
だからそういうニーズに応えていくのも少しは必要なのかなと思っています。
いろんなことをある程度ドラマ化して表現していくのも仕事なのかなと。
このブログもたまにドラマチックに書くことがあります。
そんな時はオレのいやらしい計算が働いてるんだろうなと思って読んでください(笑)
PS このブログによく登場するオードリーの若林を知らないという方が多いでしょうが今月18日の「笑エネキサラスーパーライブ」にオードリー出ますんで興味のある方は是非。もちろんオレも出ます。詳細は左のほう。オレは彼のことを好きでも嫌いでもないですが、面白いからよく一緒にいます。それだけです。