あづみ野ギターアカデミーに参加! | クアトロ・パロスのブログ

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スペイン語の「palos」パロス=帆柱という意味から、
「四重奏の可能性の限界へ向かって航海する、四本のマストを持つ大きな船」をイメージして名付けられた
斉藤泰士・多治川純一・前田司からなるギター・カルテットです。

初めまして、クアトロ・パロスの萩野谷です。


前回の記事で前田さんがリポートしたように、8月の頭、僕達クアトロ・パロスは、今年で第6回目をむかえる「あづみ野ギターアカデミー」に参加してきました。
8月2日の「クアトロ・パロスコンサート」及び、「富川勝智&池田慎司CD発売ミニコンサート」では、まさかの満員御礼、とても好評だったことはその記事に書いてあります☆

お越し頂きました皆様、関係者の方々には改めて感謝したいと思います、ありがとうございました!


というわけで、今回はコンサート以外のあづみ野ギターアカデミーについてです。


毎晩夜遅くまで飲んで語り、そしてギターを弾いていました。
ギター大好きな人達に囲まれて過ごす日々、とっても楽しくてこれだけでも参加費の元はとれたかもしれません☆



またクアトロ・パロスとして、富川勝智先生と池田慎司先生の公開レッスンも受けることが出来ました。

富川先生には、ベリナティ作曲の「ビー玉遊びのバイヨン」で受講。

ギター重奏定番の名曲で、クアトロ・パロスでも何度か演奏したことありますが、
メンバーチェンジしたパロスにとっては初の人前での演奏でした。

レッスンでは、表面的にならずに、より立体的な音楽作りへの示唆を沢山受けることが出来ました。
単にかっこいい曲というだけでなく、音楽的にもとても聞き応えのある曲になっていっているというのを、演奏者としても再認識できました。
レッスン受講で、改めて深い次元で楽譜を読みこむことへの大切さも感じましたし、アインザッツや演奏時での身体の使い方について等、とても勉強になりました。

受講しているうちにだんだん熱が入ってきて、結果的に時間を延長して、昼食時まで見て下さいました。
忙しい中、本当に感謝です!
どうもありがとうございました。



池田先生には、前日(8/2)のクアトロ・パロスコンサートでもとっても人気の高かったC.アサド作曲の「ブルージリアン」を見て頂きました。

ブラジルの曲ということで、やはりブラジル特有のリズムについてからレッスンはスタートしました。
池田先生の手にかかると、なんでもなさそうなフレーズでも本当に躍動感溢れる生きた音楽になります。
さすが『ブラジルの水彩画』という素晴らしいCDを出しているだけあって、本当にブラジル音楽に詳しく、打楽器的なリズムの取り方等、プロのパーカッショニストなのではと思ってしまったほどです。

もちろん教えていただいたのはリズムのことだけではありません。
より効果的な音楽作りへのヒントも沢山教えて頂きました。
特に中間部での音楽表現はとってもジャジーでかっこいいものに生まれ変わりました!

この曲はまだ日本ではほとんど演奏されていなかったようで、今後もパロスの定番のレパートリーの一つになりそうです。
次回確定している予定では、10月28日に要町のGGサロンにてこの曲を演奏する予定ですが、是非更にパワーアップしたパロスの演奏を聞いてみて下さい!



その他の講座としては、尾野先生による座学「歌で掴む音楽表現~基本から実践まで」で改めて歌うことの大切さ難しさ、奥深さ等を学びました。
ギターでの歌わせ方に磨きがかかったと思います!



また受講生全員によるアンサンブル講座では、ポンセの「ソナタ・ロマンティカ」第二楽章をアンサンブルで練習しました。
横のラインを意識して作るアンサンブルは難しいところがありますが、とても美しい音楽になります。
座楽で学んだ音程間にも注意を払って練習しました。
その成果はあづみ野ギターアカデミー最終日の生徒コンサートで発表しましたが、やはり皆で作るアンサンブルは楽しいものでした。



というわけで、とても内容の濃い4日間でした。
3週間以上経った今でもまだ、あづみ野で過ごした楽しい一時の余韻が残っているようです。
それ程充実していたということでしょう。

素晴らしい講師陣の方、並びにスタッフ・関係者の方々には本当に感謝したいと思います。
どうもありがとうございました!
これからもどうぞ宜しくお願いいたします☆


クアトロ・パロス 萩野谷




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