思い出に残るナイトハイクの報告 | 児童養護施設 カルテットボランティア物語

児童養護施設 カルテットボランティア物語

 私達の社会には、災害や事故あるいは離婚や病気など、様々な事情
により、家族による養育が困難な子どもたちがいます。「児童養護施設
カルテット」は、こうした状況に置かれている2才から18才までの子供達
に、施設という名で、家庭の代わりに養育する場です。

ブログ更新、遅れてすいません。

今、自分は病気治療の為に時間が空いてる
ので、この機会に4月末に行ったナイトハイク
でのボランティア報告をしたいと思います。

葛西臨海公園から、徒歩で荒川沿いを歩いて
さいたま市の施設、カルテット到着と言う
夜通しかけて、子供達が歩くと言う企画。

距離にして約40キロと言う、広大な計画です。

大人でも尻込みする距離ですが、子供達は
どんな風にこのナイトハイクに挑戦するのか?

毎週、トランポリンで子供達に接してますが
今回の企画では長く子供達と一緒にいれるので
楽しみだったんです。

「一緒に歩こうね! 」

と、言ってくれる子もいたり、これからが
楽しくなります。スタート地点で記念写真を
撮って、いよいよスタート。我々は自転車
部隊で、子供達の様子を見ながら、励ましたり
事故や怪我がないか見守る使命があります。

「自転車ずるい~! 」

とか、言われましたが全般に子供達と接する
事が出来て、自分的には良かったです。

第1チェックポイントに到着すると、お弁当や
水分補給したりして、ここら辺はまだ余裕。
後から来る子供達に急いで戻って、

「もうすぐ歩くとお弁当あるよ~」

と伝えて走りました。ほぼ、全員が到着
しましたがあと数名がまだ、かかりそうだと
言う連絡が。

先頭集団はもう出発しており、この時点で
ある程度のグループになってました。次に
目指すは第2チェックポイント。ここら辺で
あたりは薄暗くなり、子供達も速度が遅く
なって来ました。

そして運命の第3チェックポイントは、距離が
長く、子供達は次第に疲れて来てました。

「あとどの位なの? 」

そう聞かれて、自転車で第3チェックポイント
を確認して、あとこの位だと伝えました。
これを各グループが言うので、その度にどの
位かを伝えました。すると、

「そこまで、一緒に行こう! 」

と言われたので、自転車を押して一緒に行き
ました。それからまた、後続グループを見に
行ったので、何回この間を往復したのか
分かりません。良い運動になりましたよ。

そして、一番最後のグループを捜しに行くと
行けども行けども影も形もありません。
あまりに戻ってもいないので、電話で施設長
に確認すると、ずっと後だと言うので必死に
戻ると、やっと発見しました。

後、どの位かと聞かれて、自転車で30分の
距離と伝えました。それからまた第3に戻り、
先を急ぐと途中で橋を渡っているグループと
出会いました。先頭は遙か先だと聞いて
更に進むと第4チェックポイントが見つかり
ません。

行けども行けども人影はなく、戸田競艇まで
行っても誰もいません。するとタイガーさん
から電話があり、ナイスタイミング!と場所
を聞きました。やはり一度、走ってみないと
現地の場所は分かりづらい。散々迷って
ようやく到着しました。

ここで良くトランポリンをやりに来る女の子
が座ったまま動きません。せっかくここまで
来たんだから頑張ろうよと、みんなで励まし
ますが、無言のまま微動だにしません。

「続けるのも止めるのも自分で決める事だけど
黙っているのは良くないよ?」

と言いましたが、彼女は口を開いてくれません
でした。後でコメントを見ると、リタイヤして
悔しかった…と書いてあったのを見ると自分で
リタイヤを認める事が悔しかったんだと思いました。

他にも体調が悪くなってリタイヤした子のそば
にいて、車の迎えが来るまで一緒に話をしました。

この子はその後にトランポリンに顔を出して
話をしたら、嬉しそうにしてくれました。

他にも足が痛いと言って後から来る子を待って
スタートしましたが、やはりリタイヤと言う
2人の子もいました。車に乗るとすぐ眠りに
ついたそうです。やはり、睡魔が敵なんですね。

リタイヤする子を見るのは辛いです。ここまで
頑張ったのに…と褒めてあげたいほどです。

そして、最後の第5チェックポイント。ここに
着いて、後続の子供達にあとどの位かを細かく
伝えました。すると子供達は最後の力を振り絞り
歩き続けました。ここでは先に到着した子供は
横になって睡眠を取ってました。

ここから先は施設のそばにある荒川のほとりに
似てます。なのでラストスパートには良いかも
知れません。所が1カ所道が閉ざされてました。

左側の崖の様な急勾配を降りて、道を行くと
大回りして橋に出ます。最後にこれは辛いです。

先を歩く子供達に声をかけ、後から来る子供を
待ったりして、最後の直線を見守りました。
そして見慣れた施設への道が見えて、ゴールが
見えて来ました。

そしていよいよゴール、他の子供達が拍手で
迎えられてます。ゴールにはうどんが用意されて
終わった人は感想を書く様に言われました。

全体の感想と、色紙に一言書いてみんなで
大きな台紙に貼って行きます。一番でゴール
した子もリタイヤした子も、職員もボランティア
の人みんなが書いてました。

今回のナイトハイクはとても感動的でいろんな
意味で勉強になりました。子供だけでなく
大人もやった方がいいのではと思うほど。

ゴールした子供達、リタイヤした子供達、
職員の皆様、ボランティアの方々全員の、
みんなに伝えたいです。

良く頑張ったと!

伊達直人