㏱㈯に会津若松駅で485系電車の最終運行のときに、発車標の列車名のところに「特急あいづ」が表示されるはずが誤って「喜多方ラーメン」と表示されたことが、ニュースになっていました。
駅の電光表示板に「喜多方ラーメン」の表示!原因は端末の古さ?
画像はTwitterのスクリーンショット18日、JR会津若松駅の電光表示板に、「喜多方ラーメン 15..........≪続きを読む≫
単に列車名の表示が間違っていただけですが、地元紙だけでなく全国紙でも写真付きで報道されたので、ご覧になった方は多いでしょう。以下にリンクしておきます。WEBのニュースはすぐに消えると思うので、見たい方はお早めにどうぞ。
- 駅の電光掲示板に「喜多方ラーメン」 会津若松で誤表示(朝日新聞)
- 次の列車は…「喜多方ラーメン」 会津若松駅 誤表示(東京新聞)
- 列車は喜多方ラーメン? JR会津若松駅で誤表示(日本経済新聞)
- 「喜多方ラーメン」と駅に誤表示 JR会津若松、ラストラン行事(西日本新聞)
- 喜多方ラーメン? JR電光掲示板に誤表示(河北新報)
- 駅の電光掲示板に「喜多方ラーメン」? JR会津若松駅で誤表示...(福島民友)
- 「喜多方ラーメン」列車? JR会津若松駅で誤表示(サンスポ)
その後、12年前の「喜多方ラーメンフェスタ号」のデータが原因であることが明らかにされたという続報がありました。
では12年前がどうだったのか確認してみましょう。
![JTB時刻表2004年1月号の写真](https://stat.ameba.jp/user_images/20160621/13/quaoar/73/8e/j/o0288036013678323355.jpg?caw=800)
![磐越西線の時刻表の写真](https://stat.ameba.jp/user_images/20160621/13/quaoar/6d/f7/j/o0240032013678323348.jpg?caw=800)
これはJTB時刻表2004年1月号です。磐越西線のページを見てみると、
ありました。2004年㋁㏵㈰に快速〔喜多方ラーメン号〕というそのままの名前の臨時列車が設定されていました。他に同月㏴㈯・㏵㈰に快速〔風っこ喜多方ラーメンフェスタ号〕というのもありました(「風っこ」とはこのリンク先の車両のことです)。写真の時刻表のものと合わせて、快速〔喜多方ラーメン号〕が仙台〜喜多方間で1往復、快速〔風っこ喜多方ラーメンフェスタ号〕が会津若松〜喜多方間で3往復/日×2日の設定がありました。
JR東日本福島支店は「喜多方ラーメンフェスタ号」のデータが原因と言っているようですが、それじゃなくて「フェスタ」がつかない〔喜多方ラーメン号〕の方が表示されたような気がします。
2004年は㍻16年ですから、もしかしたら当時、㍻16年と2016年が間違えて入力されたんじゃないかな。わかりませんけど。仮に年が西暦(下二桁)と和暦の間違いだったとしても、月日や時分や行き先は、今回は当時と異なります。テスト用データが消されずに残って地雷になっていたのでしょうか。
でも報道各社のみなさん大げさですね。単に列車名が別の列車と間違っていただけですから、「のぞみ」なのに「こだま」と表示されるのとそう変わりません。しかも今回の485系ラストランは駅での一般売りがない旅行商品専用の団体列車なので影響範囲も限られるでしょう。そんなに大きなニュースではないと思います。