ばななさんの「下町サイキック」を読んだ | 無意識を目覚めさせる量子場調整®で、あなたが変容する

無意識を目覚めさせる量子場調整®で、あなたが変容する

量子場調整®は、無意識の潜在的な力を引き出す画期的な技術です!
過去の習慣やトラウマが崩壊し、新しい習慣が身につき美しくなる能力、健康になる能力が高まります。
噛み合わせが整い、小顔効果、プロポーションの変化など美容面にもうれしい期待ができます。

下町サイキックを読んだ

 

吉本ばなな

 

わざわざご本人から送っていただいた

吉本ばななさんの新作

 

 

 

下町サイキック

 

 

 

月並みではありますが..

 

 

 

 

いやあ!感動した!

 

 

たまらず本を閉じて

じわっとする感動を味わったことが

4回くらいありました

 

 

どんな状況でも

どんなに世界が歪んで重暗くても

どんなに絶望して病んでいても

どんな人でも全ての人に役割があり

みんな世界で必ず何かを果たしている

そして

この世界はとても優しく

自分のことを強く主張しようとしないし

人のことを批判したりしないし

闘いも争いもなく

誰もが丁寧に自分を生きている

 

 

社会的に自分がどう思われているとか

流行りについていかないととか

自分はちょっとダサくてダメなんじゃないかとか

希望を持たなければいけないとか

そういう「外部」とか「社会」がなくて

社会的な外側の価値観で

自分を批判したり

他人を評価することがない世界

 

 

世界がそれだけで完結している

だからそこに住み人は

自分の内側に満たされている

優しい内部の世界

それが

ばななさんの下町の世界なんだ

 

 

 

世界が完結しているからといって

閉塞的なものではなく

その中は多種多様なものが存在していて

みんなその存在を優しくゆるしている

 

 

それが超素敵!!

 

 

昔の日本ってそんな感じだったのかもなあ

昭和生まれのわたしが小学生の頃

足が不自由な男子がいて

彼はいつもめっちゃ自由でカッコよかった

運動会の短距離走で

彼が大幅に遅れてビリで走っているのを

保護者が拍手して励ましていたことを

当時のわたしはとても胡散臭く感じた

 

 

彼は外側の世界が扱う

「可哀想な障がい者」じゃない

まして被害者でもない

 

 

彼の精神はむしろ普通の人間よりも自由で

存在そのものがかっこいい

そんな彼が普通に一般のクラスにいて

とても馴染んでいて

クラスの子は誰も彼を特別視しなかった

 

 

多様性を認めるとか

差別しないとか

そんな大義名分を言わなくても

みんなわかっていた

そんな世界が描かれていて

すごく懐かしくくすぐったく

そしてそういうことを全部わかっている

ばななさんは

やっぱりすごいなあと思った

 

 

この本は絶対読んでください!!

ばななさん本当にありがとうございました。