何気に続いている臓器シリーズ。
いつまで続くやら。
じんぞうさん
ひぞうさん
心臓は、不安と対応しています。
未来のことが不安で仕方ない
なにが起こるかわからない
わからないのが不安で仕方ない
不安で不安で
しんぞうさんが、わなわなしてきて
心拍数が上がったり、パニック症になったりします。
その背景には
「事の成り行きをすべて把握していなくてはならない」
という気持ちがあると思います。
だから不安症の方は、自分の認識が及ぶ範囲内のこと
(生活圏の範囲内で、銀河系や宇宙規模の範囲ではない)
を完璧にしたがります。
ガスの元栓は締めたか
鍵は閉めたか
忘れ物はないか
ミスはないか
という角煮癖…ではなくて、確認癖といったように。
それだけではなく、
放射能やさまざまなものや食品の有害物質
に対しても。
身の安全を確保するために
事の成り行き、事態を完全におさえておきたい
のですが、
危険はいつも知覚外からやってきます。
だから、わかろうとすることは
さほど有効ではない。
なので、そんなことをしても無駄と
やめられれば良いのですが
なかなかそうはいかない。
わかろうとするのは
身の安全を確保し、不安感を消したいからですが
5分後の世界がどうなっているかわからないように
すべてを掌握することがありえない以上
不安感はいつも残ってしまうのです。
不安感を消そうとやっきになればなるほど
不安感はつねにあり続けてしまう。
だから、
不安なのでいろいろ確認するのではなく
実は
確認するから、不安がどんどん創造される
のです。
だから、不安を消そうとしない方がよい。
未来のことは誰しもわからないのですから
「わからない」ということ自体に、耐え
「わからない」ということを、自分に赦す。
わからなくたって、最悪な状況にはならない
最悪な状況になったって、死ぬことはない
死ぬことがなければ、最悪の状況だって怖がる必要はない
と、思えればラクになりますよね。
不安感に対して対処しようとしないこと。
不安という想像や妄想への対処ではなく、
実際にそうなった場合の準備をすること。
それは、不安から発した行動ではなく
現実的な対応です。
地に足の着いた行動によって
心臓は実質的な強さを回復していくでしょう。
心臓の強さは、精神力の強さです。
しんぞうさんは、地に足を着けること。
そのために、想像の産物をどうにかしようとしたり
消そうとしないこと。
不安感よりももっと確実な現実があるということに
目を向けていってください。
※こちらの記事は2014年7月の記事です