視点を変えると風景が変わる①
のつづきだす。
不安や心配が、いつもグルグルしている
ある想念に囚われて、なかなか抜け出せない
なんでも考え過ぎてしまう
非現実的と思っていても、極端に心配してしまう
ある観念から逃れられない
という人はけっこう多いですね。
わたしのクライアントさんにもたくさんいらっしゃいます。
無駄な思考や不安や心配を
止めたいと思えば思うほど
どんどん頭は、それに占拠されていく。
これはね
意識の中に、不安や心配が大きく占めている
というより、
意識がフォーカスしている対象が
不安や心配だからなんです。
んっ?
わかりにくい?
不安が、やめられないわけではなく
「不安である」という観点にフォーカスしているから、
不安でいるだけです。
単純ですね。
望遠鏡に、3キロ先の船が見えているとして
船しか見られない!
と、嘆いているようなもので、
望遠鏡の先をそっと動かせば
違うものが見られるでしょう?
あたりまえのことですが
フォーカスしている対象は、
視点次第で変わります。
この絵を、白い丸だけにフォーカスすると
それしか見えてきませんが
丸と丸との黒いすき間にフォーカスすると
白い丸を中心にして絵を見なくなるので、
この絵全体のデザインが変わりませんか。
フォーカスしている点、視点が変わると
見えてくるもの、景色が変わる。
絵や望遠鏡では、
視点を変えることはいとも簡単なのですが、
自分自身の内側になると、
とっても難しいものと思えてしまう。
それは
不安や心配と、自分自身が一体化しているので
変えられないもんだと
決め込んでしまっているだけです。
またまたつづく...