『レジリエンスの時代』各章のポイント(1) | フォノン通信

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☆ジェレミー・リフキン著『レジリエンスの時代』の各章の中で僕が、特に重要であると考えて、ラインを引いた部分を抜粋します。参考にしてください。

 

☆ジェレミー・リフキンの『レジリエンスの時代』は、話題が多岐にわたり、しかも考察が緻密で、時に歴史的な考察にも飛ぶので、僕にはとても難しい本でした。

 

☆第1部から第4部まであり、全部で13の章があります。

 

☆今回は 第1章 マスクと人工呼吸器とトイレットペーパー 適応力は効率にまさる

 

この章のポイントです。あくまでも僕が、注目したポイントです。

 

第1章のキーワードは、

「効率」と「レジリエンス」です。

 

【抜粋開始】

 

産業資本主義の破綻(←この節のタイトル)

 

 効率が時間的な価値であるのにひきかえ、レジリエンスは状態だ。たしかに効率を高めればレジリエンスを損なうことが多いが、その対抗策の役割を果たす時間的価値は、さらなる効率化ではなく適応力なのだ。地球は自己組織化する系(システム)のように振る舞い、そこではあらゆる生命体が、この惑星のエネルギーの流れやさまざまな圏の進化に、刻々と適応していることに、私たちは過去半世紀ほどで気づくようになった。適応力は、東洋の宗教と哲学に特有の自然界の「調和」の概念とよく似ている。

 

【抜粋終了】

 

☆「効率」については、第2章で「テイラー主義」を話題の中心にして考察しています。

 

【抜粋再開】

 

 効率化とは摩擦を取り除くことであり、経済活動の速度を落としたり最適化を遅らせたりしかねない冗長性を排除することの婉曲表現だ。

 

ところがレジリエンスとは、少なくとも自然界では、冗長性と多様性に尽きる。

 

たとえば、特定の穀物品種の単一栽培は、成熟までの速度の点では効率的だが、その単一の品種が疫病に襲われると、その損失は取り戻せない可能性がある。

 

 資本主義の理論や実践の要として長年喧伝されてきた効率性だが、経済や社会のリスクとそれに伴う脆弱性を増大させ、私たちの集団的なレジリエンスを低下させるという大きな欠点があることに、経済界やビジネススクールは気がついた。それは唐突な発見だったが、そうとわかった以上、私たちはどう進んでいくべきかを真剣に考え直さなければならない。

【抜粋終了】

 

*以上が、僕が第1章で最重要だと思った箇所の抜粋でした。

 

☆用語の解説

 

テイラー主義とは何か。

ChatGPTに聞いてみました。

 

ジェレミー・リフキンの『レジリエンスの時代』における「テイラー主義」は、19世紀末から20世紀初頭にかけて発展した科学的管理法(Scientific Management)の一形態であり、特にフレデリック・ウィンズロー・テイラーによって提唱された管理理論に関連しています。

 

 テイラー主義とは?

テイラー主義は、労働の効率を最大化するための管理手法として、工場などの生産現場で導入されました。 テイラー(1856–1915)は、主に以下の要素を強調しました。

 

作業の標準化と分業:テイラーは、生産ラインの各作業を詳細に分析し、最も効率的な方法を考え出しました。

 

以上、ChatGPTに質問して回答してもらいました。キーワードは「科学管理法」なんですね。

 

*Copilotにも同じ質問をしました。その回答が以下のものです。ちょっといい加減です。

 

質問:ジェレミー・リフキンが著書『レジリエンスの時代』のなかで解説している、テイラー主義とはどういうものでしょうか?

 

Copilot:

ジェレミー・リフキンの著書『レジリエンスの時代』における「テイラー主義」についての具体的な内容は、私の調査では見つかりませんでした。ただし、テイラー主義とは一般的に、社会や経済の発展が自然なプロセスで進むという考え方を指します。これは、経済学者アダム・スミスの「見えざる手」の理論に基づいています。

 

もしリフキンの著書に特定の解説や解釈がある場合、その内容を詳しく知りたい場合は、著書を直接参照するのが最も確実です。リフキンの本は、持続可能な未来についての洞察を提供しており、テイラー主義に対する批判的な視点を含むかもしれません。

(以上、ちょっとがっかりする回答でした)

 

☆この時点ではChatGPTの方が、学習量が多かったようです。回答が的確でした。

AIの回答には注意が必要ですね。

 

*ここまでお読みいただきありがとうございました。