人間は、1時間に 約1,200回まばたきを
します。
それに対して、うさぎのまばたきは、
1時間に約12回。
5分に1回するかしないかです。
その秘密は、人間には存在しない
ハーダー腺(副涙腺)。
ハーダー腺が脂質を分泌し
眼球をうるおしているため、まばたきが
少なくて済むのです。まばたきが少ないことは、
敵への警戒を怠らないことにつながるでしょう。
まばたきは、視力のよい動物ほど多いと
いう説もあります。
人間は、うさぎの10倍以上
視力がよく、そのぶん、視覚に頼る動物です。
モノをよく見ようとするとき、パチパチと
まばたきすることがありませんか?
それは、まばたきにピント調節の機能があるから。
人間でも、赤ちゃんは、まばたきが少ないことがわかっており、
それは、視力がまだ十分でない
ためといわれています。
ちなみに、ウサギがつぶらな瞳なのは、
虹彩(眼球の色がある部分)が大きいから。
人間の虹彩は、眼球の1/6ほどなのに、
うさぎは1/4。
白目が、ほとんど見えないのは、
そのせいです...。
【うさぎの本音...】
瞳の表面がうるおっているから
まばたきは、時々で大丈夫。
それより、捕食者を見逃さない
ようにしなきゃ!
備考:この内容は、
2021-10-5
発行:西東社
監修:今泉忠明
著者:倉田けい
「うさほん」
より紹介しました。