ロサンゼルス大火災の影響で発表が1月23日まで延期された
第97回アカデミー賞のノミネーションですが、
これに先んじて、ノミネート有力と噂される近日日本公開作を
クローズアップします。
まずは、オリンピック開催中に歴史的テロ事件に出くわした
TVクルーたちが敢行した緊迫の生中継の状況を描くことで、
現代に通じる問題を提議し、
作品賞などの有力候補と言われる
「セプテンバー5」から。
「セプテンバー5」
今回の第82回ゴールデングローブ賞では、
ドラマ部門差k品賞に
ノミネートされ、来たるアカデミー賞
などで、候補にあがることが有力視
される問題作。
いまから半世紀
以上前の1972年9月5日、
ミュンヘン・オリンピック開催中に
起きたパレスチナ武装集団
「黒い9月」によるイスラエル選手団
人質事件を生中継することになった
アメリカのTVクルーたちの
視点から、刻一刻と自体が変わって
いく事件の発生から終結までを、
当時の実映像も入れ込みながら
描く緊迫のドラマで、監督・脚本
(共同)は、新鋭のティム・フェールバウムが担当。
世界中で9億人が
見たとされる歴史的なテレビ中継の
バックヤードで、何が起きていたのか?
知られざるテレビマンたちの奮闘
とともに、彼らが、直面した圧倒的な
緊迫感、そして70年代当時はまだ、
考えられていなかった報道に
関する責任なども描き出す。
出演には
「バスト ライブス/再会」の
ジョン・マガロ、「ニューヨークの天才」の
ピーター・サースガード、
「ありふれた教室」のレオニー・ベネシュ、
「スノーデン」のベン・チャップリン
らが、顔をそろえる...。
【次回予告...】
「リアル・ペイン~心の旅~」
「野生の島のロズ」
「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」
「聖なるイチジクの種」
備考:この内容は、
令和7-1-21
発行:近代映画社
「screen」
より紹介しました。