正義は、たっぷり1分近く笑っていた。
それに対してみなみは、
ブッチャー面になって
正義を睨んでいたが、やがて笑い終わった頃合いを
見計らうと、こう言った。
「何が、おかしいのよ?」
「いや...」と正義は、なおも、クックと、
思い出し笑いをしながら言った。
「女子マネージャーが、マネジャーとは、
最高のダジャレだと思ってさ」
「わたしは、マイケル・ジョーダンで、
言ってるんじゃないのよ」。
みなみは、うなるような低い声音で言った。
「真剣なんだから」
「あ、いや...」
と正義は、今度は、
慌てて言い訳するように言った。
「もちろん、それは
分かっているよ。おれは別に、バカにして
笑ったわけじゃないぜ。真剣
だというのが
わかったからこそ笑ったんんだ」
「なんで、真剣だと笑うのよ?」
「だって、それこそ、最高のシャレじゃないか!?」
正義は、目を輝かせながら言った。
「女子マネージャーが、マネジメントなんて、
思いもしなかったよ。しかし、言われてみると、
確かに面白い。むしろ、何で、今まで思いつかなかっ
のか不思議なくらいだ。
マネジメントは、必ずしも、企業だけのものではないからね。
それに、大人だけのものでもない。
何より、高校野球のように、非営利組織に
適用させようというのが、
素晴らしいじゃないか!?」
みなみには、正義が、ナンを言っているのか、
よくわからなかった...。
備考:この内容は、
2011-1-26
発行:ダイヤモンド社
著者:岩崎夏海
「もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッガーの”マネジメント”を読んだら」
より紹介しました。
(編集後記)
「読者からの感想」
Q太郎さんへ。
あの、このブログは、直前のものからの
続きでしょうか?
そもそも、Q太郎さんの「もしドラ」は、
第1回と第2回の間が、10年間、空いており、
その時、生まれたベビーが、
こんなに大きく成長しました。
本当に、待ちきれませんでした。
これが、ホントの
「もしほら」ですね。
14年間で、49ページですから、
全部で、272ページだから、
全部投稿UPし終わるのが、
63年後ですね?
その間に、娘は高校ですが、なにか?
私は、若いから大丈夫ですが、
Q太郎さんは、最近のブログを、
拝見すると、来年も危ないそうですね?
どうぞ、お体を、大事になさってくださいね。