身体の隅々まで、丁寧に舐める、寝起きに少しだけペロペロ、
食後に顔をゴシゴシ...。
猫ほど、頻繁に毛繕いをする動物は、
いないと言っても過言では無いでしょう。
猫が、こまめに毛づくろいをするのは、
待ち伏せ型ハンターだから。
体臭が強いと獲物に自分の存在がバレやすいため、
いつも身体を清潔にしているというわけです。
ちなみに、猫の舌のザラザラは、
「糸状乳頭」と呼ばれ、ブラシのように、汚れや抜け毛を効率的に
取り除きます、ただ、首や顔の周り、後頭部などは、舌が
届きにくいので、
飼い主さんが、ブラッシングしてあげましょう。
猫のフワフワした被毛は、ケガを防ぎ、寒さからも、身を守って
くれます。反面、暑いときは、体温調節の妨げに。
毛繕いをすることで、
体毛に唾液が付着し、蒸発するときに、発生する気化熱が
多少体温を下げるといわれています。
毛繕いには、猫の心を落ち着かせる効果も。たとえが
飼い主に叱られたときや、ほかの猫とのケンカ中に、カラダを舐めることが
あります。これは、「転位行動」と呼ばれていて、無関係な行動を
とることで、ストレスを、まぎらしていると
考えられています。
ただし、皮膚病でもないのに、
脱毛するほど毛繕いをするなら、
生活環境に問題がある可能性大!
獣医師に相談のうえ猫にとって 何が
ストレスなのか、見極め、環境を改善する
必要があります...。
テヘペロ...。
おもしろかった?
備考:この内容は、
2021-2-5
発行:KADOKAWA
著者:ねこまき
監修:服部幸
「猫のヒミツ」
より紹介しました。