カーツさとうの「日本映えない紀行」
第37回:川崎市小向本通り
「山口百恵が脳内降臨!」
全国的には無名でも、
近隣では、そこそこ有名...。
そんな今でいう”映えない”
んじゃないか? ってスポットに、
無理やりスポットライトを
当ててまいります...。
今回は、自動車ネタだ!?
川崎市幸区の小向本通り。
この道路こそ、全国の
道路標識マニア垂涎の地
なのだ。
運転手の注目を換起する
ために地面に「あっ!」
という白文字を描く道路
表示というものが、いくつか
あるらしい...。
しかし、小向本通りに
いたっては、約360m
という距離の間に、対向2車線
合わせて、なんと、9個もの
「あっ!」が連発するのだ
ああああああああぁ!
バスも通る2車線の道路にしては、
道路幅狭め。なおかつ、
緩やかにカーブしてて、
見通し悪し。このことから、
「あっ!」が描かれ、効果も
あげているという。
いや~、ありがたい道路標示ですよ。
1枚目の写真を観てよ。
たまたま宅配便の
トラックが停まって
たんだけど、
もう本当に見通し悪いでしょ!?
その直前の「あっ!」
が、ありがたく見えますよ。
それにしても、360mに
9個ですよ。単純計算で
360m割る9個で、40mに
1回は「あっ!」が登場。
イタリアに、古代ローマ
時代から残る「アッピア街道」
という有名な世界遺産が
あるが、「小向本通り」も、
「あっ!街道」として
世界遺産を目指してほしい。
ちなみに、「あっ!街道」
には、バスに乗って行ったらば、
バスの1番目の席に座って
「あっ!」を見つつ通る
状況になったんですよ。
すると、最初の
「あっ!」がくると、
即座に次の
「あっ!」が来て、また
ちょっとすると、「あっ!」
がくる。
ようするに、体感的には、
「あっ...あっ...あっ」でして、
思わず脳内に、山口百恵のヒット曲
「イミテーションゴールド」
が流れましたよ。
したら、その後にも、
また新しい「あっ...
あっ...あっ...」がきてさ。
著作権の問題で歌詞は書けない
けど、次の一節も脳内で
うなったよ。
でバスで通った
車線にある「あっ!」は
6つなんだけど、Uターンして
反対車線に行けばまた
3つあるからね。
あの歌の
サビをコンプリートしようと
思えばできる。Uターン
禁止だったらすまん。
そしてここで新発見!
「あっ!街道」から百恵は、
ど離れた細~い道にまでも
「あっ!」がありました!
地元的には、
”危なくなったら「あっ!」
を描け ”という
ノリなのか...?
備考:この内容は、
2024-9-26
発行:講談社
「ベストカー」
より紹介しました。