【コ■ナ借金、物価高、人手不足...】
2004年上半期の企業倒産が、10年ぶりの高水準と
なる4931件に膨らんだ。全国の中小零細企業が、
新型コ■ナ渦を乗り切るために抱えた借金の
返済、円安に伴う物価高、人手不足の「三重苦」に
襲われた。株式市場が史上最高値に沸き立っても、その
恩恵は届かない。
東北を代表する観光地の1つ、山形蔵王温泉の
中心部に立つ「吉田屋旅館」。
7月2日付けで、山形地裁に
自己破産を申し立て、江戸時代
から続く歴史に膜を下ろした。
父親から社長を受け継いだ
ノーレン千種さん(55)は、
「コナ渦にとどめ
を刺された」と語る。
バブル経済期の終盤に
建てたリゾートホテルへの
投資が経営の重荷になった。
厳しい状況でコ■ナ渦に
見舞われ、地元のきらやか
銀行などから実質無利子・
無担保融資(ゼロゼロ融資)
で借金した。
コ■ナ渦は
収束したが、円安のあおりを
受けた光熱費の高騰も
あって行き詰まった。
旅館の経営と従業員の
一部を蔵王温泉の別の旅館
グループが引き受けることが
決まり、8月以降に営業が
再開される見通しだ。
ノーレンさんが「どんな形でも
残したかった」と話す
「吉田屋」の屋号を引き継がれる。
備考:この内容は、
2024-7-6
発行:中日新聞
より紹介しました。
【臨時ニュース...】
東京株式市場、一時3,200円下落。