【気まぐれだからこそ、
猫は生き残ってきた...】
猫の性格といえば、気まぐれ、
アイペース、クール。ちなみに
犬は忠実で我慢強く、両者は
対象的な性格といえるでしょう。
猫がこういう生活になったのには、
理由があります、ネコ科の
動物は(ライオンを除いて)基本的に
単独で生活します。
どこを縄張りにするか、
いつ狩りをするか、
どれだけ休息するか、
生きるために必要なことは、
すべて自分で決めるそう。だから、
相手の顔色をうかがう必要なんて
ないのです。
一方、犬は、もともと集団で
生活する動物で、狩りもチームワークを
生かして行います。
それぞれ
好き勝手に行動したら、狩りが失敗
してしまいますし、そもそも
群れる意味がなくなります。
だから、
意思決定を行うリーダーが必要で、
ほかの犬は、それに従う必要が
あるのです。
これって、人間の社会と
似ていますよね。犬が比較的しつけを
しやすいのは、それが必要な
社会で暮らしていたからかも?
一方、ネコは人間だと、
”はみ出し者”といったところでしょうか?
でも、自然環境で暮らす動物たちは、
365日が生存競争です。
単独生活者のネコが、「あいつのために
我慢しよう」。
「あのネコには従わないと」
なんて考えていたら、
生き残れるわけがありません。ネコは、
”自己チュー”だからこそ、今日まで
生き延びることができたのです。
そう考えると、ネコのワガママは
かわいいだけでなく、しっかり
実利があるんですね...!
備考:この内容は、
2021-2-5
発行:KADOKAWA
著者:ねこまき(ミューズワーク)
監修:服部幸
「猫のヒミツ」
ネコ好き一家のネコまみれライフで学ぶ”ネコトリビア”
より紹介しました。