認知症予防
【一生ボケないための10箇条...】
(白澤卓二 医学博士、お茶の水健康長寿クリニック院長)
認知症の原因はふだんの生活に潜んでいます。
ここでは、実践しやすい予防対策を紹介します。
「神経細胞を減らさないために」
認知症の大部分を占める
アルツハイマー病は。古くなった神経細胞が破壊され、
再生する時の
バランスが崩れ、再生よりも破壊の
スピードが早まることで正常な
神経細胞が減り、認知機能が低下
していく病気です。
神経細胞にダメージを与える
原因はたくさんありますが、認知症の
最先端治療として注目されて
いるリコード法では「慢性炎症」
「栄養不足」
「毒物」が大きな要因
であるとされています。
3大要因を
できるだけ避け、脳にいいことを
実践すれば、ボケを遠くへと
追いやることができます。
脳にダメージを与える3大要因。
①【慢性炎症】
慢性炎症とは、長期間にわたり炎症反応が
続くこと。脳で起こると神経細胞に、
ジワジワとダメージを与えます。
肥満、運動不足、歯周病などの
ほか、食べ物に含まれるトランス脂肪酸や
AGE(終末糖化産物)、カビなどによる、
慢性的な感染が、慢性炎症を悪化させます。
②【栄養不足】
糖の代謝を調節するインスリンが正常に
働かない(インスリン抵抗性が高い)と、食事で
糖質をとっていても、ブドウ糖を細胞内に
取り込むことができず、脳がエネルギー不足の状態に
陥ります。また、代謝が必要なビタミンや
ホルモンなどが不足して、エネルギー代謝が
スムーズに行われていないケースもあります。
③【毒物】
脳にダメージを与える毒物はいたるところに
潜んでいます。水銀やヒ素など毒性の高い
金属、農薬、●虫剤、カビや病原菌が
作る毒素などが、脳にダメージを与えます、
これらが、体内にできるだけ入らないようにする
ことがとても大事。
タバコも毒のかたまりですから、
禁煙は必須です。
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【次回予告】
ボケないための10箇条
ココナッツオイル入コーヒーを飲む。
玄米とさば水煮缶を食べる。
スープカレーを食べる。
きのこを食べる。
1口30回は噛む。
口腔ケアで脳も元気
1日30分のウォーキング。
1日7時間以上の睡眠を。
前向きな言葉を口に出す。
一生楽しめる趣味を持つ。
備考:この内容は、
2024-5-20
発行:PHP研究所
「PHP7月増刊号」
より紹介しました。
途中後半、不適切な画像を使用した点、
心より、お詫びいたします。