【ブッダの学びその①】
【自分の事を、大切にする】
もとの言葉・
「この身体は水瓶のように脆いものだ。」
もっと頑張らないといけないと思って
いませんか? 6年に及ぶ苦行でボロボロに
なるまで自分をいじめ抜いたブッダは、
「この身体は、水瓶のように脆いものだ」と言い、
無理をして身体を酷使するのではなく、
ありのままを受け入れて心を安定させることで、
悟りを開きました。
心身を整え、自分を
大切にすることで、贅沢な暮らしをしなく
ても、十分に幸せを感じられることに
気づいたのです。
自分を大事にするためには、ただ頑張り
すぎないように気をつけるだけでなく、
身体に悪影響のあるものを取りすぎないこと
も大切。また有意義なことばかり追い求めず。
リラックスして、何もしない時間
を作るなど、楽な気持ちで過ごすよう
心がけると、自ずと、幸せを感じられるように
なります。
【ブッダの学びその②】
【他人はどうしたって変わらない】
元の言葉・
「人は他人を清めることはできない。」
「どうして言うことを聞いて来れないの?」
と、回りの人にイライラしてしまうとき、
きづかないうちに相手に期待しすぎている
のかもしれません。ブッダは、。「ダイヤモンド
を磨くように、他人が悪人を磨いて
きれいにすることは。できないのだ」と説きます。
本人が、納得していなければ、他人おw変える
ことは、とてもむずかしいものです。
過剰に期待してしまうなら、もしかすると
相手への依存心が生まれているのかも。
自分の心を見つめなおし、ありのままの相手を
受け入れ、尊重しながら過ごしましょう。
ブッダの言葉で、多くの人が楽な生き方を
学んだように、相手が受け取りやすい言葉を
選んで投げかけてみるのも大切です。
「思い通りにしたい」という欲求で無理に相手を
変えようとしていないか、自問しながら
接してみてください。
【ブッダの学びその3】
元の言葉・
「己が悲嘆と愛執と憂いとを除け」
【悲しみを乗り越えよう】
ブッダが説いた、誰しも避けて通れない
苦しみの1つが「愛別離苦」(愛する人と
分かれる苦しみ)。
仲違いをして疎遠になってしまう
場合もあれば、●別して生涯
会えなくなってしまうこともあります。
その喪失感は計り知れませんが苦しさを受け入れ
ることで少し楽になります。
「己が悲嘆
と愛執と憂いとを除け。そうすれば
あらゆる悲しみを超越できる」とはブッダの言葉。
愛するがゆえも執着心を手放すことで。
辛さを軽減して。徐々に和らげていくことが
できるといいます。
別れに悲しみはつきものですが。執拗
以上に苦しまないようにするためには、普段
から安らかな気持ちを忘れないことが大切です。
別れは誰にでも訪れるものだと現実を
受け入れて、悲しみを長引かせず、日々を
穏やかに過ごしましょう。
備考:この内容は、
2024-1-18
発行:宝島社
「心が楽になる言葉、
豊かになる言葉」
より紹介しました。