フェラーリSF90XX Stradale試乗!... | Q太郎のブログ

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 XXプログラム初の公道走行可能モデル爆誕

 

フェラーリSF90XX Stradale試乗!

 

至高にして最速!

 

 

 

F1マシンの名を冠した最速最強モデルに

 

聖地「フィオラノサーキット」で試乗!

 

1000馬力超えだが、「荒馬」ではない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ferrari-sf90xx-stradale-124.jpg

 

 

フェラーリのメッカであるイタリアのフィオラノサーキット。

 

ここで、

 

「オーバー1000馬力のウルトラ・

 

スーパーカーに乗らないか?」と、

 

お誘いがあった。

 

 

 

 

 

 

オーバー1000馬力は、数年前に

 

最高速チャンレジに参加した

 

ブカッティのテストドライブ

 

以来のこと。単純に考えると

 

お馬さんが1000頭も、

 

ドライバーの背中に格納されて

 

いるわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェラーリSF90スパイダー 内装・外装など62枚 【画像・写真 ...

 

今回テストしたのは、

 

フェラーリ史上最速のSF90XX

 

Stradale。実はこの

 

名前の由来が興味を引く。

 

 

 

 

 

SF90は、2019年のF1マシンの

 

モデル名だし、XXは

 

フェラーリでレースに参加したり、

 

サーキットを楽しむ

 

ハイエンドなユーザーのサポート

 

プログラムのこと。

 

 

 

 

 

で、最後のStradaleは公道を

 

意味する。要約すると、F1の

 

DNAをもち、サーキットを

 

楽しむために開発され、公道も

 

走れるフェラーリ史上最速

 

のマシン、となる。

 

 

 

 

 

そんなヨダレが出るような

 

公道を走る最速のフェラーリ

 

に乗れるなんて、オレは幸せ者

 

だと思っていたが、実は

 

プレッシャーも感じていた。

 

なにしろ初めてのコースで

 

1000馬力超のスーパーカー。

 

 

 

 

 

だが、リアスポイラーにトンボが

 

止まるような走りでは、

 

日本選抜として恥ずかしい、

 

荒馬に蹴られないよう、集中して

 

攻めると言い聞かせた。

 

 

 

 

 

エンジンは4L、V8ターボ、

 

単体では、約800馬力を

 

絞り出す、実はこのマシンは

 

プラグインハイブリッド

 

(PHEV)なので、エコカーとも

 

言えそうだが、V8ターボが

 

主役であることに変わりはない。

 

 

 

 

 

1つのモーターは、

 

エンジンとギアボックスの間に

 

搭載され、さらにフロント

 

アクスルも左右には独立した

 

2つのモーターが配置されている。

 

その結果、モーターの最高出力は

 

233馬力に達するので、エンジンと合算すると、

 

1,030馬力となるわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空力性能抜群のフェラーリ SF90XX ストラダーレの実力は ...

 

 

 

【いざ、史上!まるでロケットのような加速!】

 

 

 さすがに濡れた朝の走行は

 

タイヤも冷えているし、

 

マシンへの慣れもないので、

 

ビビリながら慎重に走った、

 

それでも、ついオーバー1000

 

 

馬力を試したくて、スロットルを

 

床まで踏み込む。すると、

 

ドライバーの背中から800馬力の

 

V8ターボが目をさます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェットコースターに乗った男性が急に気を失ってしまう ...

 

 

強力な加速Gが発生し、

 

背中をグイグイと押される。

 

 

 

まるでロケットにまたがった

 

ような気分だ。

 

(またがったことはないが...)。

 

 

 

路面温度が上昇し、タイヤのグリップ力

 

(ステアリングで感じる接地感)

 

も高まってきた。

 

 

 

 

 

午後のセッションは、ホット

 

ラップ。ここでは走行データ

 

を取得し、プロドライバーとの

 

違いをクリニックしてくれる。

 

 

 

 

 

先導車を、カーチェイスする

 

形でホットラップが始まった。

 

 

 

 

 

1030馬力を使いこなすには、

 

ブレーキが重要だ。

 

 

 

助かったのはABS、”EVO”

 

と呼ばれる進化したABS。

 

 

 

カーボンコンポジットの

 

ブレンボブレーキの効きは強烈だが、

 

問題は、どこまで車体が安定しているのか?

 

 

 

テストデイのように路面が半乾きの路面では、

 

左右のタイヤは異なる路面状況に

 

接地しているので、マシンの安定性が気になる。

 

 

 

 

 

しかし、ダウンフォースと進化した

 

ブレーキシステムのおかげで、

 

やばいシーンはなかった。

 

 

 

F1で鍛えた空力は惜しみなく

 

採用され、近年の

 

フェラーリとしては珍しい大型

 

リアウイングが備わっている。

 

 

 

 

 

その結果、250km/hで

 

530kgという強烈なダウンフォース

 

を発生する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空力性能抜群のフェラーリ SF90XX ストラダーレの実力は ...

 

 

タイヤが

 

温まったことを確認してから、

 

コーナーを攻めた。時速

 

200kmで侵入するコーナーでは、

 

ステアリングが、ずっしりと

 

重くなり、タイヤが路面と

 

しっかりコンタクトしているのが

 

感じられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空力性能抜群のフェラーリ SF90XX ストラダーレの実力は ...

 

だが、100km/hくらいでは、

 

ダウンフォースが減るので、

 

ステアリングがやや、軽くなるが、

 

挙動は、電子制御が見守っている。

 

 

 

 

走行モードは「RACE」に

 

セットし、ステアリング

 

ホイールの左にある「eマネッテイーノ・セレクター」は、

 

「エクストラ・モーターブーストモード」を試す。

 

 

 

 

 

他には、ハイブリッド・モードや、

 

EVモードもある。

 

 

 

 

 

ブーストモードは

 

タイトコーナーの立ち上がりは、

 

効果的だった、

 

 

 

 

 

理論的には、

 

モータートルクが、加速をアシスト

 

しているが、体感する加速Gの

 

どの加速が、モーターなのかは

 

判別できない。ただデータ

 

分析では確実に立ち上がりの

 

スピードが増していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かっこいいフェラーリがサーキットを走るGIF画像|oscarmay54 ...

 

 

 

【”ただ速いだけ ”でない実力...】

 

 

SF90XX Stradaleは、荒馬かと思っていた

 

のだが、テクノロジーによって、

 

史上最速のサラブレットに

 

生まれ変わっていたことが

 

確認できた。

 

 

 

 

 

最後に、フェラーリが目指すスポーツカーは、

 

無味乾燥な ただ速いだけの

 

マシンではなく、ドライバーが

 

感動できるパッション(情熱)

 

クリエイターなのだと思った...。

 

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2024-1-10

発行:講談社

「ベストカー1月10月号」

より紹介しました。