奥田弘美先生
精神科医・産業医。精神科診療
のほか、約20の企業で産業医業務を担当し、
日々多くの老若男女のメンタルケアを実施。
近著は『不安と折り合いをつけて、
うまいこと老いる生き方』
(中村恒来との共著/すばる舎)や
『「会社がしんどい」をなくす本』
(日経BP)など。
悩みを抱えている人へ、
そっと自分にかけてあげたい
言葉を奥田先生に、おうかがいました。
【お悩み】
60歳で、定年退職をした後、ゆっくりと過ごす時間が
増えた反面、目指すものや生きがいを見失って
しまいました。毎日、気持ちが落ち込みがちで、
何を、目標にしたらいいのか、わかりません。
【お答えします...】
自分にかけてあげたい言葉
「第2の生きがいを捜す
旅に出ましょう」
生きがいは、
時間をかけて見つけるもの。
人生に1つの区切りがついたら、
そこから先は、「第2の人生の始まり」と
捉え、新たに生きがいを捜す旅に
出ましょう。
大切なのは、焦らないこと。
生きがいは、長い時間をかけて見つけるものです。
趣味に没頭したり、本を読んだり、
ボランティア活動に勤しんだり。
楽しいと感じて
ジワジワと続けていることが、
気づいたら生きがいになっていることも。
じっくり腰を据えて、ご自身の人生の旅を
楽しんでください。
備考:この内容は、
2024-1-18
発行:宝島社
「心が楽になる言葉、
豊かになる言葉」
より紹介しました。