「エイトマン」と、「サイボーグ009」。
どちらも、60年代に放映されたアニメの主人公で、
売り物は足の速さである。
アニメのオープニングでは、両者とも「0系新幹線」と
並んで走っていた!
「エイトマン」は殉職した東八郎刑事の
記憶と人格を移植されたロボット。
私立探偵を装いながら、
警視庁捜査一課の
刑事として、悪と戦う。キャッチ
フレーズや主題歌では「走れエイトマン、
弾よりも早く」と、足の速さが高らかに
謳い挙げられていた。
この歌に慣れ親しんだ
人にとっては、エイトマンといえば
「弾よりも速い人」という
イメージであろう。
「サイボーグ009」は、機械の身体を
持ちながら人の心を失わない9人の
サイボーグたちが、
悪の商人集団
「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」に、
立ち向かい物語。サイボーグの
リーダーである009の最大の特徴は、
奥歯ンいある「加速装置」。このスイッチ
を入れると、マッハ3で走ることが出来るのだ。
改めて、両番組のオープニングを
確認してみると、009が最後まで新幹線と
並んで走るのに対し、
エイトマンは、
最終的に抜き去っていた!
とうことは、
エイトマンの方が、速いのだろうか?
いや、ここでは、できるだけ、科学的に比較
してみよう。実際には、
どちらが速いのか...?
備考:この内容は、
2016-12-2
発行:KADOKAWA
著者:柳田理科雄
「空想科学読本 14」
より紹介しました。