あの時、あの人から贈られた「私を支える大切な言葉たち」...

家族や知人、人生の大先輩など

身近な人にかけられた言葉が、

人生の折々に支えてくれることも。

ずっと、胸に留めてきた大切な言葉たちを

『素敵なあの人』世代の皆さんに

ご紹介いただきました。

【祖母からの言葉...】

「若い時の苦労は、

買ってでもした方がいい」

言われたときは、苦労

なんか、1つもしたくないと

思っていました。

でも、振り返ってみれば、

さまざまな

苦労をした出来事

すべてが人生の糧に

なっているのだと

思います。今、穏やかに

過ごせていることを、しみじみ

幸せに感じます。（YO）

【娘からの言葉...】

「できない理由ばかり

並べても、前に進めない。

まずは、やりたい理由を並べるべき」

昔から、料理の仕事が夢だった私、やっと転勤先から

戻り「仕事を探そう！」とした矢先、義母の介護生活が

スタート。旦那は単身赴任で、私は同居する義母の

お世話に義父の食事作りと、ストレス全開の日々...。

「あ～、このまま何もせずに歳取るの嫌だな～」と

ぼやいたときに、高校生の娘からガツンと、この一言。

これに背中を押され、微力ながら今でも好きな仕事を

楽しんでいます。（EY）

【友人からの言葉...】

「そんなのは、贅沢な悩みだよ...】

最近、風呂上がりに鏡を見ると、歳をとって毛根が細くなった

ためか、髪が乾く前は特に地肌が透けて見える...

という話をしたら、

禿頭を突き出して「そんなのは、贅沢な悩みだよ」と

笑いながら言われました。

瞬間、少しだけ、元気になりました。（TM）

【友人からの言葉...】

「怒っぽい人ほど、

面白くて魅力的」

短気な自分の性格に悩んでいたときに友人が

かけてくれた言葉です。

いわく、「怒りっぽい人は話上手。漫才も、

常にどっちかが怒ってるでしょ」とのこと。（笑）。

短気は直したいと

思っていますが、少しポジティブになれました。（NA）

【仕事相手からの言葉...】

「苦手なことはできなくても大丈夫。

それよりも、長所を大切にした方がいい。

そうすれば、失敗しても

リカバリーできるから」

公私ともにケアレスミスが

続いて、つい「自分って

ダメですね...」と一緒に

仕事をしていた方に

泣き言を言ってしまった時のこと。

「ちゃんと長所があるから、

皆あなたに仕事を

頼んだり、話したり、

ラジバンダリしているんだよ」

という言葉の後に、

こう言ってくれました。今も

何かにつけて思いだしています。（AT）

「友人からの言葉...】

「地味じゃなくて上品。

あなたが着ると

品がよく見えるわよ」

いつも華やかでお洒落な

友人に「今日も素敵ね。

私なんか、いつも地味な

服で恥ずかしいわ...」と

つい自分を卑下する発言

をしたところ、彼女にこう

言われました。

物事の

いい面もしっかりと見て、

自分にも、他人にも自信を

持たせてくれる。彼女の

素敵さの秘密が、少し

わかったような気がした

言葉じでした。（MA）

【姑からの言葉...】

「本当にありがとうね」

決して優しいとは、言いがたかった姑。

若い頃は、かなりひどいことも言われました。

認知症を患い、8年ほど介護を続けた頃、

ある日、ふと正気に返ったように見えた姑が、

ポツリとこう呟きました。何について言ったのか、

今でもわかりませんが、彼女のことを

思うと、いつも、この言葉を一緒に

思い出します。（TT）

【知人からの言葉...】

「勝負賭けけたんですね」

離婚して数年後、元夫が、立ち上げた会社を潰して

しまったと、聞きました。何人かに「別れてよかったね」

と言われて、私も、「ほんと、ほんと」なんてうなずいて

いたのですが、その知人だけは、

「元ダンナさん、会社

立ち上げたんだ。勝負賭けたんですね」と...。つまり、

彼女は、「失敗した」という「点」ではなく、「チャレンジし、

失敗した」という「面」でそのことを捉えたんですね。

言われた瞬間ハッとしましたし、誰のことも悪く言わない

態度が大人だなと思いました。それ以降、物事を判断

するとき、点だけで見ないように努めています。（HM）

【祖母からの言葉...】

「相手の仕草は、自分との合わせ鏡」

祖母との会話で、「自分が

対峙している相手が、

もしそっけない態度

だったとしたら、それは自分が

相手におんなじ態度を

とっているかもしれないよ」

と言われてハッと

したのを覚えています。

祖母の周りが笑顔で

いっぱうなのもうなずける

言葉でした。（YS）

「先輩からの言葉...】

「新しい現実にクレエイティブに

適応していく」

20代の頃に出会った、人生の大先輩

でもあるフリーランスの通訳者からの言葉。

仕事のこと、人間関係のことなど、

いろいろと壁にぶつかっていたときに

この言葉を頂きました。悩み事がふっきれ、

ポジティブに考えられるように

なりました。（YH）

備考：この内容は、

2024-1-18

発行：宝島社

「心が楽になる言葉、

豊かになる言葉」

より紹介しました。