角野栄子「目に見えないものを大切にしながら、人生という物語を紡いでいく」...その1 | Q太郎のブログ

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パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥

”この世は、目に見えるものだけだと思ったら大間違いだ!”

 

 

 

 

 

角野栄子デビュー50周年記念インタビュー。コロナ時代の子ども ...

 

【言葉が持つ情景と、

 

リズムを大切にしたい...】

 

 

 

一番大事に思っている言葉はね、

 

「チコタンチコタン、プイプイ、

 

チコタン」。父の言葉なの。

 

 

 

言葉に着いて尋ねると、笑顔で

 

そう答えてくれた角野栄子さん。

 

「魔女の宅急便」の作者で、日本を

 

代表する童話作家として知られています。

 

 

 

 

 

「まだ、私が幼かった頃、父は顔を

 

合わせるたびに、この言葉を歌うように

 

口にしていました。意味なんて

 

ないんだけど、父の口調が、心に

 

ずっと残っていて。その言葉の中に、

 

当時の記憶が詰まっている

 

気がするんです」。

 

 

 

 

 

 

角野栄子さんが「国際アンデルセン賞」を受賞!|お知らせ一覧 ...

 

 

 

角野さんは、言葉を「感覚」で

 

捉えていると語ります。その言葉が

 

持つ情景やリズムが、より普遍的な

 

ものとして心に響くのだとか。

 

 

 

 

 

「言葉の意味も重要だけど、それは

 

また、時代の価値観によって変化

 

するもの。その1点にフォーカスする

 

のは危ういと思うんです。

 

 

 

だから私は、読んだり聞いたりしたときに、

 

その景色がふっと浮かんで来るような、

 

言葉が持つ情景を大切にしたい。

 

 

 

同時に、語感やリズムもまた、大事

 

な存在です。太古に遡れば、

 

言語はきっと、音のリズムから

 

生まれたものでしょうから」

 

 

 

お父さんの言葉でもう1つ。

 

思春期の頃に言われて、忘れられない

 

フレーズがあるそうです。

 

 

 

「『この世は、見えるものだけだと

 

思ったら大間違いだ』。先走って

 

見えるものばかりを軽率に追うな

 

という意味でしょうが、当時の私は、

 

「古臭い」とまったく聞く耳を持ち

 

ませんでした(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

児童文学作家・角野栄子さんを突き動かす好奇心 戦争で知った ...

 

5歳の頃にお母さんを●くした

 

角野さん。お父さんのこの言葉は、

 

そんな角野さんの心に、

 

後に、深く響くことになります。

 

 

 

 

 

「母を●くしてから、私はずっと、

「母は、どこにったんだろう?」と、

見えない世界を探っていたんです。

 

 

 

●くなった人、

 

今いる人、モノ、そして言葉たち。

その背景には必ず歴史があって、

多くの人たちの思い出がある...。

 

 

 

備考この内容は、

2024-1-18 

発行:宝島社」

「心が楽になる言葉。

豊かにする言葉」

より紹介しました。