同居猫・小雨が綴る
キョーコさんとの
ふたり暮らし...
【オテンキ ユキ?」
相変わらず京都ロケから戻らないキョーコさん。小雨の
お留守番の日々は続いてます。「桜が満開になる頃に帰って来る
からね」、と言っていたけれど、この窓からは桜が見られません。
前の家の近所には桜の木がたくさんあって、風に乗って小さな
淡いピンクの花びらが庭まで飛んで来ました。その花びらを
集めて「小雨さん、春が我が家にもやってきたよ」と、花吹雪を
してくれていました。今年も見られるかな? 花吹雪。
ハーちゃんの話によると、キョーコさんがいる京都では
つい最近、雪が降ったらしいです。桜が咲いて、「お日さまも照っている
のに、白い雪が舞うなんていう光景初めて見た!」と、興奮気味の
キョーコさんからの電話で報告があったみたい。
お天気雨のことを「キツネの嫁入り」って
言うのは聞いたことがあるけれど、
お天気雪のことは、なんていうのだろう? 雨よりももっと珍しい
現象だから、とりあえず「ハーちゃんの嫁入り」って
ことにしておきましょう...。
キョーコさん、花冷えなんて言葉もあるように、まだまだ
冷え込む日もあると思いますけれど、風邪などひかれないように
注意してお仕事がんばってね。そして、元気に帰って来てください。
小雨とハーちゃんと春も一緒に待っていますよ...。
備考:この内容は、
2011-5-7
発行:角川マーケティング
著者:小泉今日子
「小雨日記」
より紹介しました。