【25周年の感謝を込めたお礼参りのテーマは”Smile”】
島谷ひとみがデビュー25周年を迎えた。多彩な
オリジナル作品や、カバー作品の発表、新たな音楽
表現の探求など、25年の活動は濃密だ。彼女はこの
日々をどう感じているのだろうか?
島谷> 毎日、次の橋を渡るようなイメージで、目の前の
架け橋を大切に渡って来ました。振り返ると、
ここまでたどり着いたんだなと感じています。25年という
時間はあっという間であり、長い道のりでも
ありました。これは私の財産のすべてです。
...昨年は、”平和の価値”という趣旨のもと発起人
として人島で、音楽フェス「PEACE STOCK」も
開催し、今年も2回目に向けて準備中とのことだ。
ひとみ> 1回目は大変でしたが、皆さんのご協力のおかげで
想像を超える手応えと感動を得られました。
このフェスは皆さんで作り上げたものです。
今後も子供たちの未来のためと世界平和のために
この活動を広めていけたらと考えています。
...この25年間で、歌う意識、ステージに立つ意識は
どのように変わってきたのだろうか?
島谷> 最初の頃は、ステージに立たせて頂いている
という感覚でした。変わってきたのは、自分が何を
伝えたいのか? どんな役割でここに立っているのか?
プロセスを大事にするようになったことです。
皆さんにどんな感想を持って帰っていただくか?
考えながらステージに立つようになりました。
...7月27日からは、「HITOMI SHIMATANI 25th
ANIVERSARY LIVE Smile 2024」 3公演も予定
されている。ライブの趣旨についてはこんな説明。
ひとみ> 一言で言うと、お礼参りです。皆さんとの出会い
あっての今なので、改めてお礼を伝え、そして、
これからの近いとなるステージをお届け
できたらと思っています...。
...”Smile”には、こんな想いが込められている。
SHIMATANI> 25周年までの間に、自然災害や生命の危機を
感じることなど、いろんなことがありました。
当たり前だと思っていたことでも、そうではないんだと
気付かされることもありました。
そんなときに
いつも思っていたのは、”光を見失わず、人の笑顔が
見たいという想いさえあれば、乗り越えられる
はず!”ということです。これからも、お互いの笑顔
がみたいと思い、”Smile”としました。
...
今回の公演では25周年ということで、楽しい
企画が数多く用意されている。また、7月25日の翌日の
28日には同会場で「HITOMI SHIMATANI
CROSSOVER 2024 ”SONRISA”も開催される。
HITOMI> 25周年のお祭りなので、当日は海上一体を、
【島谷EXPO】にしたいと考えています。これまで表現者
として、喜びや悲しみを様々なサウンドに乗せて
お届けしてきました。クラシックの生音でこそ
伝えられる世界観を追求してきたのが”CROSS
OVER”です。
盛り上がる曲を中心とした私らしい
世界観とポップスとクラシックを融合した
”CROSSOVER”25周年の節目で、この2つのテーマで
お送りできたらと思っています。
...公演に来る人に向けては、こんなメッセージ。
島谷ひとみ> いつも応援してくれているファンの方、最近
出会った方、懐かしく思ってくださる方、様々な
シーンで出会ってくれた人たちへ。
私の気持ちとともに
楽しいステージをお送りしたいと思っています。
お互いハグし会えるような温かい空間に
なることを願っています。
...今後の抱負について語る彼女の漠然とした
言葉も印象的だった。
島谷> 私の世界感を貫き、新しい音楽の出会いを通して。
私の思いを、描く事を
表現し続けていきます...。
(インタビュアー:長谷川誠)
備考:この内容は、
2024-5-14
「HMV & BOOKS」
より紹介しました。