今年で、登場から10年が経った、トヨタ渾身の
世界初となる市販FCEV・「MIRAI」。
約700万円もした、このクルマが今、
中古なら 100万円代で入手できるという!
これって、ズバリ買い...なのか?
登場した時は、燃料電池
という新たな動力源を搭載したクルマという
ことで大いに話題となった
「トヨタ MIRAI」。そんな
MIRAIも初代から
無事10年が経過した。
次世代のパワーユニットを
搭載する同車は車両価格
約 700万円を超える高級車だ。
補助金による減額を
入れても500万円は
下らないが、その作りは ほかの
高級車と比べても、非常に
ハイソかつ、特別な仕立てと
なっている。
価格も価格だし、
私には縁がないかも...?
と思うかもしれないが、
そんな人に、ぜひ注目
していただきたいのが、
MIRAIの中古車だ。
なんと、100万円台
から狙えるという...!
「2020年 新型 MIRAI」
【現行2代目はまだ高め。
狙うなら初代か!?】
MIRAIの中古相場を
調べると84万円(!?)の
個体がヒットする。そこから
一番高い個体を探しても
230万円が最高額。
新車は700万円超えで、かつ内外装や
装備も充実したクルマが、
今だとトヨタヤリスや
カローラの新車を買うのと同じ
予算で入手できるのだ!
200万円台で買えるなら
こんなお得な話はないが、
バッテリーをはじめ、
さまざまな懸念が思い浮かぶ。
結局、維持費や修理代
など面倒なだけじゃないか?
実際のところはどうなのか?
【PART 1 そもそも初代MIRAIってどんなクルマ?】
世界が驚愕した、
市販車初の燃料電池車。
初代トヨタ「「MIRAI」は、
FCEV(燃料電池車)
普及のためのトップランナー
として開発され、'14年12月に
発売された世界初の
市販型燃料電池車。
FCスタックは、トヨタが自社開発
したもので、スタックの
最高出力は155ps。
駆動モーターは
最高出力154ps/
最大トルク34.2kgmで、
駆動は両輪によって
行われる。最高速度は170km/h
をマークした。
高圧水素タンクは、後席と、
荷室の下に計2本置かれ、
合計122.4Lの水素を
注入可能。初代「MIRAI」は
FCスタックや高圧水素
タンクなどをボディ中心
近くの床下に収納したことで、
低重心化と優れた
前後重量バランスを実現。
これにより、意外と
軽快なハンドリング性能が
実現されている。
J08モードでの
航続距離は、約650kmで
新車時価格は、723万6000円。
しかし、さまざまな補助金を
含めると、購入者の実質的な
負担額は500万円以下だった...。
備考:この内容は、
2024-5-26
発行:講談社
「ベストカー」
より紹介しました。