【寝床で遊ぶのは、
気に入っている証拠と考えよう...】
せっかく、肌触りの良い敷物を入れたのに、
引きずり出してしまう。
おしゃれな、藤カゴの猫ベッドを買ってきたのに、
ガリガリ噛んでこわす。
「いったい、何が気に入らないの?」
と、問い正したくなるが、猫にとってはむしろ
”オモチャ”として気に入られたのかも...?
寝床用に限らず、洗濯物など布ものを獲物に見立て、
くわえて引っ張り回したり、前足で抱きかかえて
後ろ足で、キックするなどの行動は、
よく見られること。
また、藤などの編み目は、ちょうど
爪がかかるので、猫にとっては、爪とぎ兼用の
オモチャになってしまうこともある...。
猫は、目についたもの、なんでもオモチャに
してしまう天才なのだ。
対策としては、「より面白いオモチャ」で、
敷物や、ベッドへの興味を失わせるしかないが、
何が、面白いかは、猫によってさまざま....。
かじったり、なめたりしなくなるように、
辛子や忌避剤を塗れば、寝床そのものを嫌がる
ようになってしまう可能性もある。
猫が、敷物で遊ぶのは、
それを気にっている証拠と考え、
ここは、あえて、手を出さず、猫の好きに
させたほうがよさそうだ。
ただし、かじったり、むしったりした
繊維やかけらは、すぐに片付けて、
誤飲などの事故を防ぐように
気をつけよう...。
備考:この内容は、
平成22-6-30
発行:日本文芸社
監修者:竹内徳知
発行者:友田満
「学校では教えない教科書・
面白いほどよくわかる
ネコの気持ち」
より紹介しました。