映画「ブラック・レイン」の紹介... | Q太郎のブログ

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松田優作 | だって好きなんですもの - 楽天ブログ

 

 

麦茶だと思ったら、

 

麺つゆだった。

 

あ~あ、よかった、

 

検尿カップじゃなくて...。

 

 

 

 

 

 

 

解説】映画『ブラック・レイン』はいかにして“オオサカ ...

 

 

 

【あらすじ...】

 

 

●人事件に遭遇したニックと

 

チャーリーの両刑事は、犯人で

 

ある日本の893、佐藤を護送中に

 

逃走されてしまう。

 

 

 

府警の松本の監視下、警官としての

 

権限の無いまま捜査を見守る

 

彼らだったが、佐藤は、それをあざ笑う

 

かの如く、自ら刺客となって

 

2人の前に現れる...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画【ブラック・レイン】「黒い雨」タイトルの意味は?あらすじ ...

 

 

 

【ブラック・レイン...】

 

 

 

SF映画「エイリアン」(79年)と、

 

「ブレードランナー」(82年)で

 

ブレイクしたリドリー・スコット監督が、

 

バブル期を迎えた日本を舞台に

 

「映像の魔術師」ぶりを発揮して

 

みせたのが、クライムアクション

 

映画「ブラック・レイン」だ。

 


 

 

マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシアに

 

加え、日本からは高倉健、若山富三郎、

 

そして松田優作らが出演し、

 

ハリウッドスターに負けない

 

存在感を放っている。

 

 

 

 

 

 物語の舞台は、序盤のニューヨーク

 

から大阪へと、大きく移動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪市淀川区】映画「ブラック・レイン」ロケ地・十三の商店街の ...

 

 

リドリー・スコット監督の手にかかると、

 

庶民の街・大阪が

 

「ブレードランナー」に登場する荒廃した

 

未来都市のような猥雑な魅力を持った

 

魔都へと化してしまう。

 

 

 

この魔都を根城に

 

怖いもの知らずで、暴れまわるのが、

 

振興893の佐藤(松田優作)だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイクに乗った佐藤が、NY市警の

 

刑事、ニック(マイケル・ダグラス)

 

の同僚、チャーリー(アンディ・

 

ガルシア)に襲いかかるシーンは、

 

大友克洋の劇場アニメ「AKIRA」

 

(88年)を彷彿させる。

 

 

 

松田優作の

 

放つ狂気性が、リドリー・スコットの

 

世界に妖しい輝きを与えている。

 

 

 

 

 

 オーディションで、「佐藤役」に

 

選ばれた松田優作にとって、「ブラック・

 

レイン」は、ハリウッドへの通行手形に

 

なるはずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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狭い日本を飛び出し、

 

世界で活躍することを松田優作は

 

熱望していた。

 

 

 

 

実際、本作で見せた松田優作の

 

迫真の演技は

 

リドリー・スコット監督らを、驚嘆させ、

 

ハリウッド関係者からは、ロバート・

 

デ・ニーロら大物俳優たちとの共演作を

 

オファーされていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松田優作の快演、高倉健のすごみ、アメリカ映画らしいド派手な ...

 

 

 

それだけに、彼の早すぎる●が

 

惜しまれる...。

 

 

 

映画が後悔された直後の89年

 

11月6日、松田優作は「膀胱がん」で、

 

●くなっている。享年40歳だった...。

 

 

 

 

 

 松田は、病気のことを隠して

 

「ブラック・レイン」の撮影を続けていた

 

ことから、以降のハリウッドでは、

 

キャストのメディカルチェックが、

 

義務付けられるようになった。

 

 

 

 

 

●と引き代えた松田優作の

 

鬼気迫る演技は、

 

いま見返しても、

 

圧倒されるものがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムービープラス】俳優 高倉健さんを偲び、追悼放送が決定。映画 ...

 

 

 本作の見所は、他にも多い。

 

リドリー・スコット監督は、

 

異なる文化を作品の中で、激突させてきた。

 

 

 

「エイリアン」では、人間と人間を

 

捕食する地球外生命との、やるかやられるかの

 

●闘が描かれた。

 

 

 

「ブレードランナー」では、進化しすぎて文明の

 

荒廃を招いた人類は、人間以上に

 

人間らしい感情を持つようになった

 

アンドロイドたちと対立することになる。

 

 

 

 

 

米国と経済摩擦を起こして

 

いた日本を舞台にした「ブラック・

 

レイン」も、その延長線上にある作品

 

だと言えるだろう...。

 

 

 

 

 

個人の自由が尊重される米国社会を

 

代表するダーティ刑事のニックと、

 

組織の和を保つことを第一に考える

 

日本の警察官、松本(高倉健)は、

 

 

 

 

 

価値観や

 

文化の違いから齟齬を

 

生じながらも、凶悪犯の佐藤を追ううちに、

 

お互いに歩み寄っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪市淀川区】映画「ブラック・レイン」ロケ地・十三の商店街の ...

 

 

異なる文化の中で自分らしさを貫くニックの

 

姿には、英国のCM界から米国に

 

渡り、ハリウッドで仕事をするように

 

なったリドリー・スコット監督自身の

 

思いも込められているようだ。

 

 

 

 

 

ニックが上手に蕎麦を食べられるように

 

なるオチも効いている...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 真面目で、寡黙なイメージの強い

 

高倉健だが、本作では、英語の

 

やりとりに加え、アンディ・ガルシア

 

との掛け合いでレイ・チャールズの

 

ソウルナンバー「ホワット・

 

アイ・セイ」を歌う軽妙な一面も

 

見せている。

 

 

 

 

 

ベテラン刑事らしい

 

落ち着きが頼もしい。

 

 

 

 

 

昭和を代表する日本の

 

名優たちの輝かしい勇姿が、

 

ハリウッド大作「ブラック・レイン」

 

には、記録されている...。

 

     (文:長野辰次)

 

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2022-3-19

発行:三栄

発行人:伊藤秀伸

編集人:木村斉史

「80's映画大解剖」

より紹介しました。