映画「地底王国」の紹介... | Q太郎のブログ

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【着ぐるみと、メカ特撮に

 

シビれるロストワールド!...】

 

 

 

『地底王国』(1976年)

 

 

 

 

 SFファンタジーの大家で、

 

多くの人気シリーズを排出した

 

エドガー・ライス・バローズ。

 

 

 

『火星のプリンセス』や『ターザン』と、

 

並ぶ彼の代表作が、地底世界を

 

舞台にした『ベルシダー』である。

 

 

 

シリーズ第1弾『地底世界の

 

ベルシダー』を映画化したのが本作だ。

 

 

 

 科学者アブナー・ベリー

 

(ピーター・カッシング)は全長42mの

 

掘削機・鉄モグラを建造。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和の特撮映画ファンに愛された賑やかで楽しいファンタジー ...

 

 

 

ベリーの教え子で、研究に援助

 

した若き富豪デビッド・イネス

 

(ダグ・マクルーア)は、さっそく

 

地底探査に出発した。

 

 

 

 

彼らが、

 

たどり着いたのは、邪悪な人食い

 

翼竜メーハーが支配する地底王国

 

ベルシダー。

 

 

 

 

メーハーに捕獲された

 

美女ディア(キャメロン・

 

マンロー)を救うために、イネスらは

 

大冒険を繰り広げる...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地底戦車 - Wikipedia

 

 

 時代背景は1898年。

 

 

 

オープニングは、深い渓谷に組まれた

 

巨大なレールの上で、たたずむ鉄モグラの

 

ロングショットだ。

 

 

 

 

先端にドリルがついた

 

筒型の無骨な鉄モグラの前で、

 

記念撮影に興じる

 

人の群れ...。

 

 

 

 

ノスタルジックな空気が

 

漂う優雅な出だしである。

 

 

 

蒸気を吹き上げながら

 

ガシャンガシャンと

 

地中を掘り進む鉄モグラは、

 

もちろんミニチュア。

 

 

 

 

それなりの縮尺らしく、

 

重量感も、たっぷりで、

 

これからはじまる大冒険を期待

 

させる。

 

 

 

 

 

特撮は、イギリスの特撮監督

 

デレク・メディングのもとで

 

ミニチュア特撮を手掛けてきた

 

イアン・ウィングローヴ。

 

 

 

 

『海底大戦争スティングレイ』(62年)や、

 

『サンダーバード』(64~66年)などでも、

 

見せつけた手腕を、いかんなく

 

発揮している...。

 

 

 

 

 

 イネスらが、到着したベルシダーは、

 

紫色の空や、不気味なジャングルが

 

広がる不思議な世界。

 

 

 

セットが、妙に作りものめいているのは、

 

苦しい財政事情のゆえのことなので

 

ご理解のほどを...。

 

 

 

 

 

ただし、書き割りの前に

 

組まれた狭めのセットに、

 

奇妙な植物を、これでもかと、

 

詰め込んだ世界観は、ジオラマ的で、

 

それなりに味わいもある。苦し

 

まぎれでなく、マジに...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 そんなベルシダー名物が、

 

着ぐるみメインの怪物たちだ。

 

 

 

 

ベルシダーを支配する残忍なメーハー。

 

 

 

 

オウムのようなクチバシの肉食竜、

 

直立サイもどきの猛獣、巨大

 

トカゲから火を吹く巨大ガマまで、

 

バラエティ豊かな顔ぶれ...。

 

 

 

 

カメラワークで、ごまかすことなく、

 

ガンガン襲い来る姿は、気持ちがいいが、

 

そのデザインや造形は、まさに

 

ゆるキャラ。

 

 

 

 

テンポよい語り口も含め、

 

作品自体は、キッズ映画と割り切って

 

楽しむのが「吉」である。

 

 

 

 

 

 ところで、バローズ作品の基本は、

 

「男は強くたくましく、女は、気高く

 

美しい」キャラ設定で、特に

 

ロスト・ワールドものは、世界観と

 

相まって ほとんど、ヒロイック・ファンタジー。

 

 

 

本作でも、野生の美女

 

ディアをめぐるマッチョ野郎の争いが

 

ドラマのベースになっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地底人が出現! - 宇宙葬の銀河ステージ

 

 

そこで、問題となるのは、ヒロインだが、

 

フェロモンあふれる

 

マンロー嬢が、徹底したツンデレぶりを露出度

 

の高い衣装で大人心を挑発。

 

 

 

 

子ども映画とスルーするには、

 

あまりに惜しいビジュアルだ。

 

 

 

 

さらに、多くのホラー映画を飾った

 

名優カッシングのペリー博士も、いい感じの

 

オトボケぶりで、こちらも

 

キッズに独占させるのは、もったいない。

 

 

 

 

彼らとメカ特撮を楽しむだけでも

 

おつりが来る、

 

 

 

ゴキゲンな1本である...。

 

      

        (神武)

 

 

 

 

地底王国(ネタバレあり) : 銀河ぐらますガイド

 

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2012-8-21

発行:洋泉社

「~異次元SF映画100~」

より紹介しました。

 

 

 

(筆者の感想)

 

あの~、これは、隠れた名作ですね。

 

いまから、ヒロイン中心に、

 

鑑賞したいと思いました...。 照れ ラブラブ

 

 

 

きゃは!

 

こら、こらっ! 泣き笑い わんわん