イヌを飼うときには、「ハウス」が必要です。
かわいい愛犬を、狭いハウスに
押し込むのはかわいそう、という
考えは間違いです。
野生時代、狭い巣ANAで
暮らしていたイヌは、広々とした空間では、
かえって落ち着けず、常に警戒して
います。逆に、狭くて暗い場所の中に
いれば、安心できるのです...。
部屋で、放し飼いにすると、
様々な問題行動へと、つながることがあります。
普段から、部屋の中を自由に動き回れる
ことで、部屋全体を、なわばりと認識
してしまうからです。また、そこに、他人が、
入り込んで、不審な物音がするたびに、
イヌは、警戒しなくては、なりません。
無駄吠えをし、部屋のあちこちに
マーキングするといった行為は、部屋全体を
自分のなわばりだと、思っている
イヌに多く見られます...。
部屋の一部にトイレを
設置して、いつでも、好きな時間に、
排泄できるようにするのが、いいと思うかも
しれませんが、その場合は、排泄したら、
すぐに片付けるようにしてください。
飼い主が、きちんと排泄物を、管理して
いないと、トイレ・トレーニングは、
なかなかうまくいきません。
こんな時、
「ハウス」があれば、あちこちで、トイレを失敗
することが、なくなり、イヌも飼い主も、
ストレスが、少なくなります。
「ハウス」のしつけは、初めて家に
やって来た日、なるべく子犬の頃から習慣
づけてしまうと簡単です。
「ハウス」の中には、
バスタオルなどを敷いて、居心地の
いい空間に、しましょう...。
サイズは、大きいほうが快適と思う
かもしれませんが、もともと巣ANAは、薄暗くて
狭い空間でしたから。
「ハウス」も、
それほど大きくする必要は、
ありません。むしろ、
大き過ぎると、落ち着けず、イヌが
嫌がることがあります。
「ふせ」の姿勢を
とっても、脚が飛び出さない程度で、
また、立ち上がった状態で、方向転換できる
サイズが最適です...。
子犬の成長に合わせて「ハウス」を
買い換えるのは、金銭的にも大変なので、
最初から、成犬の大きさに合わせて
用意したほうが無難でしょう。
子犬の頃は、
中に敷くバスタオルを
大きくするなどして、
調整すれば大丈夫です...。
たとえば、不意のお客様が来たとしても、
「ハウス」の中にいれば安心です。お客様に
無駄に吠えることもないので、
飼い主も安心ですね。
留守番させる時も、クルマで外出
するときも、
「ハウス」があれば、
何かと スムーズです...。
備考:この内容は、
2011-7-27
発行:PHP研究所
著者:わんこ友の会
「しぐさでわかる
”イヌの気持ち”」
より紹介しました。
(筆者の感想)
あの~、パソコンの調子が悪く、
途中、映像が入り乱れました点、
お詫びいたします。
きゃは!
USOつけ!