「小さなことこそ大事にする」... | Q太郎のブログ

Q太郎のブログ

パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥

ホテルオークラ松井会長、オランダ王国オレンジ・ナッソー勲章を ...

 

「小さなことこそ大事にする」

 

ホテルオークラ東京会長  松井幹雄

 

 

 

 

 私は、本をものすごくよく読むほうで、心に

 

響くものがあると、書き留めておくのですが、

 

そういう中で、結局、自分自身が変わり、

 

チャレンジしていかなくては、ダメだということが

 

わかるようになったのです。

 

 

 

 

 しかし、それ以前に、私という人間が店主だと

 

思って仕事をするということです。

 

 

 

 

 これは、うちの社員にもよく言うのですが、1人ひとりが

 

サラリーマン根性で、仕事をしていたら会社は

 

絶対によくならない。

 

 

 

 

 魚屋のおやじは、

 

きょう売れ残らないようにするかを、

 

必○で考えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルオークラ東京 - Wikipedia

 

 

 

 それは、自分が店主だからです。だから、

 

皆が店主になれば、会社は、ものすごく

 

強くなります。

 

 

 

 

 私は、常にそういう意識でやっていますから、

 

些細なことですけれども、必要もないところで、

 

電気がつけっぱなしにしてあると、自分で消して

 

歩きます。商品を搬入するのに、扉を開けっ放しに

 

しているのを見ると、エアコンが抜けて

 

しまうのが、気になってしょうがない。

 

 

 

 

 そういう精神は、先輩方が、代々築いてきた

 

伝統ですが、特に、元社長の野田岩次郎は、本当の

 

商人でしたね。私は、その人の下で

 

30年仕事をしてきましたが、”もったいない”

 

という言葉を、実によく使っていました...。

 

 

 

 

 

 もったいないという言葉くらい日本人の

 

心に響く言葉はないと、私は思っています。

 

こういうニュアンスの言葉は、どこの国にもない

 

そうですね。

 

 

 

 

 そういう気持ちが、社員にあると、

 

合理化だとか、節約だとか、そんなことを

 

いちいち言われなくて、自然に会社はよい方向に

 

進んでいくのです。

 

 

 

 

 

 野田さんは、最も影響を受けた人ですが、

 

印象に残っているのが、私がまだ、宴会の予約係

 

だった頃、私のところに電話がかかって

 

来ましてね...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルオークラ東京が音楽&食をテーマに創業60周年記念イベント ...

 

 

 きょう自分が紹介したお客様が、

 

婚礼の相談でお見えになる。値引きを要求される

 

だろうが、

 

君たちが一所懸命つくったプランを

 

まけるのは忍びない、だから一番コストの

 

低いところだけまけろ、と...。

 

 

 

 

 

 それを聞いて、この人は、大変な人だなと

 

私は、思いました。要するに、小さなことこそ

 

大切にしろ、と言うのが、野田さんのおっしゃり

 

たかったことだと思うのです。

 

 

 

 

 松下幸之助さんも、

 

大きなことは、グチャグチャ言わなかった

 

けれども、細かいことは、とことん言ったと

 

いいます。

 

 

 

 大きなことは慎重にやるから、そう失敗

 

しないが、細かいことは安易に考えて見過ご

 

しがちなのですね。それが、商売では、一番

 

ロスが大きいのです...。

 

 

 

 

 商売というのは、結局、小さいものの、積み

 

重ねなんです。だから、苦労して、つくったものを

 

簡単にまけてしまう営業は、やっぱり

 

駄目だと思います...。

 

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

令和4-3-25

発行:致知出版社

監修・発行:藤尾秀昭

「1日1話、読めば心が熱くなる

365人の生き方の教科書」

より紹介しました。