野生ネコには、食べ残したものは、
とりあえず、土に埋める習性があります。
必要以上に、獲物が取れたときや、
満腹の時、土に埋めておいて、
後で、掘り起こして食べるのです。
獲物の肉は、土に埋めておけば、
2~3日もつと、
言われています。これが、
獲物が捕れなかった日には、
貴重な食料となります。
しかしながら、味が気に入らなくて
食べ残す場合もあります。
この時、埋めるのは、
「この肉、くさくてまずい!」
と思っているから...。
排泄物に砂を
かけるのと同じです。
獲物の肉は、放っておくと、
腐っていき、雑菌や
寄生虫が、わいて病気の
原因になります。
なので、この行動は、結果的に、
縄張りに清潔を保ち、
病気を防ぐことにも、つながります。
猫は味にうるさいものです。狩りで、生きる
猫たちも味の選り好みがあり、モグラや
スズメは、狩っても食べないことが多いよう...。
口に合わないのでしょう。
ですから、特に新しい
フードに、カキカキしたときは、
「こんなまずいメシ、食えるか!」の
意味である可能性が大です...。
備考:この内容は、
2019-6-20
発行:西東社
監修者:今泉忠明
著者 :卵山玉子
「ねこほん・
猫のほんねがわかる本」
より紹介しました。