鈴鹿8耐バイク「それぞれの思い」... | Q太郎のブログ

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エディ・ローソン に対する画像結果

 

 

 

 

 

 

 

最強マシン、ホンダRVFとともに、鈴鹿に乗り込んだローソンが、

 

24週目に、思いもよらぬ転倒を喫する。いつになく、怒りを

 

あらわにした、ローソンだったが、首と腕を負傷した身体で、

 

あきらめずにTOPを追った。135週目には、③位にまで、順位を

 

挽回するものの、トップのカワサキには、

 

同一周回まで追いついた時点で、チェッカーとなった。

 

沈着冷静に勝利を狙っていた決勝前から、思わぬ展開の決勝まで

 

ライダー、エディ・ローソンを追う...。

 

 

 

【大人ですから...】

 

 

 

 7月24日土曜日、鈴鹿では、8耐2回目の予選が、4耐前の午前中に

 

行われた。台風の影響のため、あいにくの雨となった4耐は、本命上位陣の

 

相次ぐ転倒で、大荒れに荒れている...。

 

 

 

 パドック裏のマッサージ・ルームで、ヘルメット、グローブ、ヒザの

 

パック・センサーなど、身の回りのものを綺麗に机に並べては、バッグに

 

しまったり、それぞれの手入れをしている。ペアライダーの辻本聡

 

選手にエディ・ローソンという人間の印象を、本人が傍らにいる場所

 

で聞いていた。

 

 

 

「'86年のデイトナの頃から、

お互いに知っているんですか?

 

 

 

と、彼ら2人が、同時に出場したデイトナ(ローソンが、

 

ヤマハ FZで優勝、辻本はヨシムラ GSX-Rで③位走行中にリタイヤ)

 

のことを聞いた。

 

 

 

 

「その頃は、知らなかった。今回、チームが一緒になって、

 

初めて知ったかな? 会ってから日数が経っていないのに、

 

コンビネーションは、とてもいい」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エディ・ローソン に対する画像結果

 

 

 

 実は、話を聞きに行く前に、知り合いのカメラマンの方から、

 

「エディは、ポジションも、辻本の好きな通りでいいって言った

 

らしいよ」という話を聞いた。具体的な話を聞きたかったから、

 

「具体的な話を、教えてくだい」と粘ってみたが、問題は、

 

なさそうに頭をひねる辻本は、こう言った...。

 

 

 

 

「セッティングのことで、2人で決めることは、結構ありました。

 

きちんと、話し合って、肝心のところは、『お前の好きにしろ!』と、

 

ボクに任せてくれる事もあったしね...。

 

そういうところは、大人ですよ。エディは...」

 

 

 

 

 こんな具合にポジションは、決まって行ったのだろうか?

 

普通、ポジションは、ライダーが、最も気にするところであって、

 

ペアライダーの存在する耐久レースでは、もめることも多いと、

 

聞いたことがある。

 

 

 

 

 辻本と、ローソンは、確かに、2人とも

 

同じぐらいの身長で、手足も長い。

 

ちょうど2人が同じポジションで

 

妥協点を見つけたとも考えられる。

 

 

 

 しかし、雨の予選では、辻本、ローソンともに、

 

第1ライダーのトップタイムをマーク。ドライの、

 

予選でも13秒台。

 

 

 

 

 しかも、ポジションに、口を出していないローソンが、

 

すべての予選で、速いタイムをマークした。これを、

 

余裕と言わずして、何と言えばいいのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エディ・ローソン に対する画像結果

 

 

 

 ローソンのことを話す辻本の横で、チームマネージャーが、

 

「明日のレース中の飲み物は、どうする?」と、ローソンに尋ねる。

 

帰ってきた返事は、

 

「辻本と、一緒でいいよ」だった、驚いた。

 

 

 

 ひと通り話が済んだあとに、ローソンに、

 

「あなたは、どんなバイクに乗っても速いのは、

 

どうしてなのかな?」と、

 

いきなり、無茶な質問をぶつけてみた。

 

 

 

「僕が、バイクに乗ることが好きだからだろう。

 

乗ることを、楽しめれば、どんな種類のバイクでも、

 

構わないんだ!」。

 

 

 

 スーパー・バイカーズ・レースで、モロクロス・ライダーを破り、優勝した経験の

 

ある彼は、思ったとおりバイクが、バイクの事が、大好きなライダー

 

だった。先程まで、雨の中で、神技のように、スムーズで速い

 

ライディングを魅せたエディ・ローソンを、この時、急に

 

身近な存在に感じた...。

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

平成5-10-1

「riders club」

より紹介しました。