【置き方で音は変わるだろうか?】
現在、スピーカーは、ウーファーとトゥーター、あるいは
さらにミッドレンジと、2つないし3つ、付いていますね。
その3つのスピーカーから出た、それぞれの音が聴く位置でうまく
ブレンドされて1つの音になるわけですけれども、この
スピーカーから、技術的には指向性という言葉が使われて
いますが、出た音が360度の、方向に均一に出てくるわけではない
のです。
概して、こんにちの、ブックシェルフ・スピーカーは、縦に
置いた時に、聴き手に対して最も良いバランスで、音が出て
くるように作られているものが、ほとんどなのです。
例外的なものは別として、世界的に縦に置くというのが1つの
基本になっています。
ただし、部屋のインテリア その他の関係で、
横に置きたいという場合には、片方縦、片方横ということ
は、なるべく避けて、両方を横に、常に2つのスピーカーが
シンメトリーに置かれ、人間に対してシンメトリーな距離感を
保つということ、これが大前提だと言うことです・・・。
「アレクサと猫」
備考:この内容は、
昭和55-7-31
発行:音楽之友社
「オーディオ基礎知識」
より紹介しました。