【日本初の、自彊術(じきょうじゅつ)でぽかぽか】
「自彊術」は、天才治療士と言われた中居房五郎氏によって大正
初期に考案された、日本初と言われている健康体操です。
31種類の動作を決められた順に行うことで、それぞれの動作が次の動作に
移るための準備運動になります。時間や場所を選ばず、安全に
行える自彊術。今年の冬は、自彊術で体をぽかぽかにしませんか?
【続けると、こんないいことが】
老若男女が無理なく行える自彊術。
続けると体の調子が整い、
こんなにいいことがあります。
【血流促進】
自彊術では、頭部から手足の先まで
まんべんなく動かすため、
全身の血流が促進。新陳代謝が
良くなるので、疲労回復に役立ちます。
【自律神経が整い、リラックス】
呼吸を整えながら筋肉を
伸ばしたり、全身の関節を
動かしたりして自律神経を刺激することで、
自律神経のバランスが整い、
心身がリラックスします。
【骨粗しょう症の予防・改善】
自彊術の動作は、骨に適度な刺激を
与え、骨を強くします。
そのことが、骨折の要因である骨粗しょう症の
予防や改善につながります。
【その場でできる、おすすめ自彊術】
胸郭を広げたり、肩や胸の筋肉を
ほぐしたりする動作は、本来、
正座で行いますが、イスに座った状態でも、
出来る準備体操です。
それぞれ6~10回を目安に
繰り返します。
第1動
下腹を抱えて、肩を上下
① 両手の指を組み、ひじを
伸ばして胸を張り、
下腹を抱えます。
② 息を鼻から吸いながら、ひじを
伸ばしたまま。両肩を上げ、
口から息を吐きながら
肩をストンと落とします。
第2動
① 両手の親指を肋骨の
上に当て、他の4本指は
揃えて肋骨の下に
差し込みます。
②鼻から息を
吸いながら、肩を引き上げ、
口から息を吐きながら、
肩を上げます。
4本の指は、
ゆるめないこと。
第3動
両ひじを、一文字に開く
① 両手の指を首の後で
組み、両ひじを、アゴの前で
ピッタリと合わせます。
②「イチ」の掛け声とともに、
両ひじをつけて開き、閉じて
元の姿勢に戻ります。
第4動
両手を後ろで
組肩を上下。
①両腕を体の後ろに
伸ばし、両手の指を組み、
手のひらを密着させます。
②鼻から息を吸いながら、
はずみをつけて肩を勢いよく
上げ、口から息を吐き出しながら、
肩を上げます。
備考:この内容は、
2022年11月
「Life 11月号」
”class A 薬局の健康情報誌 ライフ”
より紹介しました。