空想科学読本「なぜそんなものを武器にした?」...その4 | Q太郎のブログ

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時代劇専門チャンネル on Twitter: "「新・木枯し紋次郎」 平日 ...

 

 

第4位 「銭形平次」

 

 

 時代劇でも、さまざまな変わった武器が使われる。

 

 

木枯し紋次郎は爪楊枝。旗 キスマーク

 

 

 

 

 

 

 

風車の弥七: 純喫茶さくらば

 

 

水戸黄門の弥七は、風車。  手裏剣 

             チューリップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三味線屋勇次のなぞ - アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

 

 

『必○』シリーズの、三味線屋の勇次は、

 

三味線の糸。ギター うずまき

 

 

この時代の人々の特徴は、

 

身の回りの日用品や商売道具を、

 

武器にすることだ。

 

 

 

 その意味で、最も手に入りやすいものを武器に

 

していた物語は、『銭形平次』であろう。

 

主人公の平次は、ゼニを投げる! ビリヤード ダッシュ  ランニング

 

 

 

 

 

 

 

銭形平次(再録) ハウディのカラオケ・カバー - YouTube

 

 

 それは、「寛永通宝」という鉄製のコインで、真ん中に四角いANAがあり、

 

当時、両替屋に行って、

 

銭100枚分の大きなお金を出すと、数え賃を引かれて、

 

97枚ほどの銭を紐に通したものと、

 

交換してくれたという。

 

 

 

 両端が結び玉になっていて、その結び玉は、銭がひとりでに抜けることは

 

なく、しかし、抜こうとすれば、すぐに抜く事ができる絶妙の大きさだった。銭形平次も、

 

この銭の紐をいつも懐に入れていて、必要あらば、そこから銭を外して投げていた。

 

 

 

 オープニングでは、「今日も決め手の銭が飛ぶ」などと歌われていたが、決め手となることは

 

少なく、もっぱら下手人の動きを止めて、捕縛するのに使われていた。寛永通宝にも種類があり、

 

平次が投げていたのは、3.5gのものとされている。10円玉が4.5g、5円玉が3.75gだから、

 

なんとそれらよりも軽い。

 

これでは、下手人を、ビックリさせるぐらいしかできないのでは・・・?18禁 お祝い 秘密 完了 

 

 

 

 と思っていたら、1967年の映画『銭形平次』では、平次の銭が恐るべき威力を見せた。

 

これは、平次が目明かしになったいきさつを描いた映画で、

 

当初、平次は不真面目な鳶職人だった。

 

 

 

 賭場で丁半を争っていたところ、役人が踏み込む。

 

平次は、すわっとばかりに銭を投げ、直径

 

3cmほどのロウソク2本を、上下に切断した!メラメラ スター ダッシュ ランニング

 

 

 

 これは、驚くべきことだ。

 

銭でロウソクが切れるのか?

 

 

 

 

 

 

 

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 再び、実験。体重計に載せたロウソクに10円玉を押し付けて、かかった力と、めり込んだ深さ

 

から計算すると、直径3cmのロウソクを、完全に切断するためのスピードは、なんと

 

時速1300km = マッハ1.05。ドンッ お祝いケーキ ダッシュ ランニング

 

 

 

 こんな超音速の銭が、こめかみにでも当たったら、狭い側面の面積に衝撃が集中し、頭蓋骨に

 

めり込むのではないかと思われる。平次がその気になれば「今日も決めて」にすることはもちろん、

 

下手人を、その場で○刑することさえも 可能だったのだ!

 

 

 

 前述したように、寛永通宝には、いくつかの種類があり、金額も1文銭と4文銭があった。

 

平次が投げたのは4文銭で、現在の貨幣価値で80円。コインたち お札 札束 

 

 

 

安いけれど、すごい武器ですね・・・。

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2016-3-25

発行:(株)KADOKAWA

著者:柳田理科雄

「空想科学読本 17」

より紹介しました。