【最初はおやつを与えて覚えさせよう】
まずは、「呼んだら返事をする」という、
ごく簡単な芸を
教えてみよう。
例えば、飼い猫の名前が「タマ」だったとする。
「タマ」と呼んだ時、
猫が、「ニャア」と鳴いたら、すかさず「タマ、ニャア」と、
こちらも繰り返してやり、おやつをあげる。
呼んでも、泣かない時は、おやつを与えない。
「タマ、ニャア」と、繰り返し呼びかけることで、猫は自分の
名前と「ニャア」という鳴き声の関連を理解する。
しして、自分が呼ばれたときに「ニャア」と鳴くと、
おやつがもらえるということも覚える・・・。
これを繰り返すうちに、おやつなしでも
「ニャア」を答える様になるのだ・・・。
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【ニャンポイント・アドバイス】
猫は人の言葉がわかる?
結論から言えば、猫は人の
言葉をある程度理解している。
自分の名前や「ごはん」
「おやつ」など、自分にとって
うれしいことに関連する単語から、
「お風呂」「お出かけ」など、
あまりうれしくないことに関連する
単語まで理解して、言葉を
聞いただけで駆け寄ってきたり、
逃げ出したりする。
だが、なんといっても人間で
いえば1歳半~2歳児程度の
知能。自分に関係がある、具体的
な経験と結びつた言葉なら
わかるが、抽象的な単語は
ちょっと無理だろう・・・。
備考:この内容は、
平成22-6-30
発行:(株)日本文芸社
監修:竹内徳知
「面白いほどよくわかる
ネコの気持ち」
より紹介しました。