「食べられないけど」 堀田和奏 (愛○県稲△市小学5年)
私の大好物は本です。読書
をしている時が幸せです。
ご飯より、勉強より大切な
時間です。
母の、「ご飯、できたよ~」の
声が聞こえないくらい
です。
新しい本を買って、
最初のページを開くときの
「パリッ」とした紙の感触が
大好きです。
好きなジャンルは、ファンタ
ジー、歴史、推理、サスペ
ンス、青春ものなど・・・。
挙げるとなると、とまらないかも
しれません。
本を読むだけで、どんな
世界にも行けます。私が本に
魅了される理由はこれです。
アニメも好きですが、文章を
読むほうがいいです。
絵があると、
人物の表情や気持ちが
絵の通りになってしまうけど、
文章だと自分で想像
できます。
映像も見たら
終わってしまうけど、本なら自分の
ペースで何度でも読める
ので、想像する時間をたっぷり
とることができます。
いつか自分の部屋に置く
本棚を買って、図書館みたいに
本を並べて、お気に入りの
本をずっと見ていたいです・・・。
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「舌を巻くおいしさ」 本美羽那 (名○屋市東△壁小学6年)
炎がパチパチと音を鳴らす
中で、うすい円形のそれが
赤から茶へと色を変えていく。
塩こしょうが効いている
のに、肉の甘味も感じられ、
かみしめると肉汁が溢れ出す・・・。
それが、私の大好物
「牛タン」だ。
中でも家族で行くキャンプ
の時、炭火で焼く牛たんは、
絶品だ。時間をかけて焼けて
行くのを楽しみ、色が変わる
と同時に レモン汁へ漬からせる。
そして、すぐさま口に運び 味わう。
家で食べるときは さらに
ひと工夫。
私が編み出したのは、
「追い飯」と「包み込み」だ。
「追い飯」とは、タンを口に
入れ、一口かんだ後に、タンの
倍量の白米を口に入れる行為
だ。
白米も進んで効率が
良い。
一方、「包み込み」は、難しい
技だ。なぜなら舌の上でタン
と白米を 同時に包み込むから
で、できたら快感だ。
好物には 人それぞれの
楽しみ方だあるだろう。味わった
感想をメモするのも良い。
でも、私が愛する牛タンの一口目は、
何も考えずに「ぱくり」
と食べるのが一番だ・・・。
備考:この内容は、
2022-7-24
発行:中日新聞朝刊
より紹介しました。