珠玉の値切りテクニックを一挙公開・・・
【100円ショップ】 値切り度 0%
ここは誰も値切らへんわ!
いくら値切り文化が定着している大阪とは言え、100円
ショップで値切るツワモノ(バカ)はいない。100円ショップは、
ひとつの商品につき100円だから、100円ショップ。そのことは
誰もが理解している。もしも、100円ショップで値切っている
人を見つけたら、それは、店員さんとの会話を楽しむための
ネタ、もしくは、ゲームで、やらされているかの、いずれかだろう・・・。
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【コンビニ】 値切り度 0%
コンビニも値切るとこやない
コンビニも、100円ショップに近い感覚位で、みんなが利用している。付け
られた値段が全てであり、値下げする余地はない。バラエティ
番組のイタズラ企画でも無い限り、コンビニでの値切りという衝撃の
シーンを目撃することは無いだろう。店員さんのほとんどが、何の権限も
持たないアルバイトなので、言われても困るだけ。誰もそんな無粋な
マネはしない。
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【スーパー】 値切り度 10%
スーパーでも、基本的に値切る人はいない。
バーコード付きの価格シールが張られている商品を、
いったい、どう値切れと言うのか? ただし、人によっては、それも、
条件次第では、例外的に値切るケースもある。多くは、閉店間際
の生鮮食料品やお惣菜に関して、割引シールを早く張ってくれ
と店員に頼んだり、2~3割引きの商品を、複数買うことを
条件に半額にしてもらうように交渉したり、と言った”プチ値切り”
をする客の目撃情報は、いくつか確認できている。とは言え、
「スーパーでの値切りはNG」という感覚が一般的。個人経営
の小規模スーパーなら、いざしらず、ダイエーやイオンなどの
大手資本の巨大スーパーで、値切っている客がいたら、それは、
相当なやり手である。(値切りに成功するかどうかは、別として・・・)。
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【百貨店】 値切り度 15%
なかには値切る人もおるようやけど・・・
「百貨店は値切ったらアカンとこ」、という認識を、ほとんど、
の大阪人が持っている。あそこは、お上品に買い物をするとこ
ろであり、値切るのは、失礼に当たる。定価で買うことになっ
ても、決して負けではない。そう親から教えられて育つ。
だから、百貨店では、値切らない。「大阪人は、百貨店でも、お構いなし
に値切る」という誤った認識を持つ他県民に対し、
怒りを覚えた経験のある人も多いだろう。しかしながら、百貨店
でも、強引に値切る大阪人が、少数ながら存在することは確か
で、「同じ大阪の人間として恥ずかしい」と批判めいた意見
が、あがることもしばしば。このあたりは、個人の感覚の差に
よるものであるが、総じて見れば、「百貨店では値切らない」が、
多数であることは間違いない・・・。
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(エピソード)
結婚式&披露宴の費用を値切りました。基本
パックにはオプションを付け、総額の見積もりを出して、
もらった後で、値切り交渉を開始する。花代、飲食代、
機材使用量など、人件費のかからない項目に関して、
は、特に徹底的に!さすがに式場の人も、
「まいった」という感じでした。横にいた非大阪人の嫁さん
は、完全にあきれてましたわ!(笑)。
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【タクシー】 値切り度 30%
タクシーは、メーター任せで、料金が決まるもため、値切りようがないと
思いきや、実はそうとは限らない。長距離利用に限定されるが、運転
士さんによっては、”乗車前値下げ交渉”に応じてくれる。で、実際に
オマケをしてくれることもある。まず、客のほうが、目的地までの
”相場”を把握していることが大前提。例えば、7000円前後になることが、
予想される場合、窓越しに「○○まで、5000円で、どないやろ?」もしく
は、「こっから、○○まで、ナンボで、行ける?」と、話を持ちかけるのだ。
タクシー会社別に、それが、設けられているかどうかは、微妙なところだが、
運転士さんにとって、長距離客は、ありがたい存在なので、交渉が、
成立するケースは多い。あとは、普通に乗車して、だいたい、5000円ぐらい
になったところで、メーターを倒すわけである。客の方も、あまり
無茶な値下げはしない。”うまい落とし所”を踏まえた上で、
交渉に入るのが、基本である。
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【個人商店】 値切り度 50%
なんかオマケして~が基本やな。
青果店、鮮魚店、精肉店など、商店街にある個人商店では、店先で当たり前の、
ように”値切り”が、展開される。ただ、基本的には、単価の安い商品を扱っている店
が、多いので、客の方も、強引に値切ることはない。どちらかと言うと、オマケを
求めるケースのほうが多いと言えるだろう。お惣菜店で、唐揚げ1個おまけ
して~な。青果店で、「そこのおみかんさん。付けてくれんか~?」これが、定番。
個人商店で、買い物をする時は、たいていの人が値切るが、本気で安くしてもら
おうとするのではなく、あくまでも、店員さんとの、コミュニケーションを楽しむための
”お約束”のニュアンスのほうが、強いのである・・・。
備考:この内容は、2014-2-22
発行:(株)宝島社
編者:岡田大
「大阪トレンディ」
より紹介しました・・・。
(感想)
よく、東の雄・東京。
西の雄・大阪と言いますが、
中間の中京圏の人は、両方の出方を伺いながら、
控えめとか・・・。
まぁ、ここで、はっきりとした感想・意見を言うと、
いろんな方面から、袋叩きに合うので、あえて、言わないでおくが、
全国47都道府県、それぞれに、県民性は、あると思います・・・。