【床へじかに置くことは、タブーなのであろうか?】
まず、ブロックといわず、何か台に乗せるか、ということ
については、先入観を持って臨んではいけないと思います。
つまり、、スピーカーによって、また、部屋によって、それと
聴き手との相対的な位置によって、スピーカー・システムは
持ち上げるのが最良とは、必ずしも言えません。あるスピーカーは、
床に直接のほうがいいものもあり、また、その同じスピーカーは
床も、部屋が変われば、持ち上げたほうがいい、場合もあります。
これは、ケースバイケースなので、先入観は、一切持たないこと。
これが、第1です。
しかし、個々のスピーカーについて、言い出すときりがない
ので、ごく大まかに、言いますと、スピーカーがブックシェルフ
型、あるいは、それ以下の小型のスピーカーの場合には、床に
直接置いていいというケースは、極めて少ない。それから、
中型から、大型のスピーカーになると、、必ずしも、持ち上げでなくてもいい
ものが次第に増えてきます。それでは、なぜかと言いますと、スピーカー
・システムの中では、一番大型のユニット、いわゆる
ウーファーが問題になります。この、ウーファーから、低音では
なくて、ウーファーが受け持っている中音が何Hzくらいまでか
ということが、一つのカギになります。
「JBL 4343」
ですから、JBLの4343の場合には、ウーファーは、300Hzまで
しか、受け持ちませんので、ウーファーが床に近づいてもあまり
悪影響は起きません。ところが、ブックシェルフ・スピーカー
のウーファーは、箱のふち、すれすれには、付いているので、箱を
床の上に直接置くということは、ウーファーが、非常に床に
近づいてしまうということになります。ですから、ブックシェルフの場合に
は、ある程度、床から、離したほうがいいと言うことに
なります。
「う~ん、これは、いい音だにゃ~」
なぜ、スピーカーを床に直接置くとまずいのかというと、
大体われわれが住んでいる部屋の、床は、畳または、カーペット敷き
です。カーペットあるいは、畳は、中音、高音を非常によく
吸収してしまう。そういうカーペットまたは畳に、中音以上を
受け持つスピーカー・ユニットが近づいてしまうと、ユニット
から出たエネルギーの一部が、カーペットや畳に吸収されて
しまって、音のバランスを崩すわけです。
きゃは!Qちゃん、下ネタ禁止だってば!
うっ! ですから、その意味で、
床から離さなくては、いけない。持ち上げるというより、そういう
吸音材から、話さなければいけない。ですから、、床からだけで
はなくて、左右にカーテンがあれば、あるいは、左右がふすまの
ように音をよく吸収する材質だったら、左右も離さなければ
いけません・・・。
(感想)
う~む、そうですね。いわゆるですね。
Q太郎も、後ろ、横の壁に、発泡スチロールを設置してみたり、
スピーカの下に、ブロック、インシュレーターの代わりに、ガムをかましてみたり、
配線コードを後学のために、高額なものに変更してみたり、
CD4の時代に、レコードプレーヤーの針を「シバタ針」に、
変えて、元カノが「シバタ」ということは、もう、みんなに報告したかのぅ・・・。
それで、マトリックス全盛期に、CD4方式で、
「ビジーフォー」を聞いてみたり、
スピーカーを天井から吊ってみたり、
きゃは! Qちゃんが、ぶら下がれば、良かったのに~!
うっ!ボジョレーヌーボー解禁の日に、「ナポレオンズ」みたいに、
スピーカの中に首を突っ込んで、グルグル首を回してみたり・・・、
最高級、本格的サラウンドシステムが楽しめる、
4ch用の、ヘッドホンをレンタルショップで視聴してみたり・・・、
高級な録音スタジオ風な、平日180円ポッキリの、カラオケボックスを、
①時間貸し切りにしてみたり、
BOSSのスピーカで、「坊主のお経」を鑑賞してみたり・・・、
JBL4343を、店舗で、テンポのある曲を聞いてみたり・・・、
と、いろいろ試してみましたが、
結局、体調、気分が悪いときは、うるさいものは、うるさいだけ、
眠たいときには、音を消して、すぐ寝る、これが一番
という結論が、出ました・・・。
ではまた・・・。
きゃは! Qちゃん、ほとんど、タダばっかじゃん!
備考:この内容は、昭和55-7-31
発行:音楽之友社
編集発行人:浅香淳
「週間FM別冊・オーディオ基礎知識
使い方・選び方テクニック大研究」
定価:580円
より紹介しました・・・。