眠りのポーズで安心度がわかる?
【本当の安心度は、脚の位置、顔の位置でわかる】
気温の他にも、寝相を決定する要素がある。それは、猫の安心の度合いだ。危険を常に意識
し、臨戦態勢でいなければ、ならない野生動物は、なにかあれば、すぐに逃げ出せるように、
立って眠るものもいるほど。スフィンクスのように両手を前に出して、うつぶせするポーズは、休んで
いながらも、何かあれば、さっと立ち上がって、走り出せる体制に他ならない。完全にリラックスして
いるのではなく、体力温存しつつ、臨戦態勢を崩してはいない。
ペットもの猫も同じで、足の位置で、どのくらい安心して、休んでいるかがわかる。前述のスフィンクス・
ポーズと同じく、おなかを地面に落としていても、前足を腕組みしたように、おなかの下
に敷いたポーズ(香箱と呼ばれる形)の場合は、立ち上がるのに「腕を前に出す」という
アクションが、必要なぶん、よりリラックス度が高い。
また、頭の位置でも、安心度がわかる。頭を上げているのに、周囲に注意を向けている証拠。
周囲の動きを、キャッチできるように、耳を高い位置に保っていたいのだ。頭を床に付けていれば
その逆で、周囲に危険はない、と安心している証拠。そして、急所である腹をさらしていれば、
安心度は最高潮。もし、あなたの猫が、大の字になって頭を床につけ、足を投げ出して寝ている
としたら、それは、我が家に限りない安心を、感じているということだ・・・。
備考:この内容は、平成22-6-30
発行:日本文芸社
著者:竹内徳知
「面白いほどよく分かる ネコの気持ち」
より、引用しました。
(感想) う~ん、どうなんでしょう?
我が家の3人も、そこまで、気づいているんでしょうか?