「よく考えてみたら元は1つ”根っこは同じの法則”」
人間関係がしんどいと感じているクライアントには、実は2種類のパターン
しかないのです。
① 自分の言動に困っている人。
② 他人の言動に困っている人。
この2つです。
つまり、「自分の性格がイヤだ!」 「自分の行動を変えたい!」と「自分」に
問題があると思う人、「ムカつく人がいる 「わたしを悩ませてるアイツの性格を変え
たい」など、「他人」に問題があると思う人、の2種類です。
ところが、この2種類、違うように見えて、同じなのです。
どちらも、自分の中に問題があるようです。
①は、自分の言動に困っているのだから、「自分の問題なのはわかるけど、
②の「他人の言動」に困っているのも、「自分の問題」なの?
と、思われるかもしれません。
ですが、「他人の問題」も「自分の中の問題」なのです。
たとえば、職場に「ものの言い方がキツイQさん」がいるとします。
その場合、
「何かわたしが気に食わないことをしてしまったのかな?」と自分の中に問題を探す人。
「なんであの人は、あんな言い方しかできないんだろう?」とQさんの中に問題を
探す人。
どちらもいます。
けれど、「Qさんのキツイ言い方が気になっている」という点では、同じなのです。
「Qさんのものの言い方」に反応しているのです。
つまり、「Qさんのものの言い方」が、前項でいうところの「花粉」になってし
まっているのです。
そもそも、「Qさんのものの言い方」が「気にならない人も」もいるのですから。
「あなた 」が、「他人の言動に問題を感じる」ということは「あなたの中」に
反応している「何か」があるのです。
ぼ、僕って、そんなに嫌われてたのかなぁ・・・?
だから、
「あいつの無神経な行動が許せない」
「上司のあの指導方法はありんない」
と、他人の言動に問題を感じるときも、結局は自分の言動に問題を感じるとき
と根っこはは同じです。
どちらも、根っこは自分の中にある。
根っこは、同じ花粉症なのです・・・。
備考:この内容は、2011-2-2 (株)。中経出版
心屋仁之助 著
「人間関係がしんどいと思ったら読む本」より紹介しました・・・。