「ジェットストリーム」...その14 陽が落ちて・・・、 空が緩やかに目を閉じる。 大瞼の裏の星座に見とれて わたしは目覚めています。 思えば、生きている不思議だとか、 時間だとか、 星は心の海を、旅する大航海の道標だ。 誘惑の数に等しく、 到達不能の距離をおいて 多感な船を走らせる。 楽しくも悲し・・・ 片想いの船は、 暗い海図の上を、 彷徨って行くばかりで・・・。