風が立ち、浪が騒ぎ、
無限の前に腕を振る。
【盲目の秋】
(解説)
東日本大震災のあと、中也の詩が多くの人tちの)心を
掴んだ。無限の闇に向かって頭をかかえているのか、いや、
立ち上がって、試練に向かって、未来という彼方に強く
強く腕を振ろう・・・。このたった2行のフレーズは、
いついかなるときでも、私達の口を突いて出る限り、
「しっかりせい」と自ら立ち直れる。中也はいまだに日本人
に最も愛されている詩人のひとりだ。読むたびに新しい
発見もある。ときには中也の詩集をポケットに入れて、
ひとりメンタルジャーニーへ出かけるのもいい・・・。
備考:この内容は、2016-12-20 西東社
「元気が出る言葉366日」より紹介しました・・・。