光子力研究所の防御バリア...その7 | Q太郎のブログ

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「理想的な攻守一体バリア」

 

 もう1つだけ、可能性の高そうな方法

を検討しよう。光子力研究所の周りに

強力な磁場をかけ、それで敵の攻撃を防ぐ

のだ。

 

 

 電気を持った粒子が磁場の中を運動す

ると、力を受けて進行方向が変わる。

 

上がN極、下がS極の時の磁場であれば、プラ

スの粒子は左向きに。マイナスの粒子は

 

右向きに、

速度に比例した一定の力を

 

受けるのだ。進行方向に垂直な力を

受けると、物体は円軌道を描く。そのまま

 

グルッと半周すれば、磁場の領域を抜け

るので、あとはまっすぐもと来た方向へ

飛んでいく。

 

 

この原理を応用すれば、敵の攻撃を

 

そのまま敵返すという。攻守一体の理想

的バリアになるではないか?これは素晴

 

らしい。敵に与える心理的ダメージも

大きいはずだ。

 

 ただし、強い磁場を作るためには、

 

上下一体になった磁極板の隙間をできる

だけ狭くしおなければならない。そして、

 

敵には、その狭い隙間に向かって、磁極板と


平行になるようにビームを撃ち込んでも

らわなければ、効果はないのである。

 

 まだある。素粒子の電気の正負によって、

 

曲がる方向が違うのだ。プラス粒子

は左、マイナス粒子は右に曲がるのだか

 

ら、反対側に打ち込まれたらアウトで

ある。したがって、磁極板の真ん中に

 

「平行に撃ってください」と使用上の注意を

書き、左右の端に大きく「プラス」「マイ

 

ナス」という目印をつけておく必要が

ある。これまでうまくビームが返っていったら、敵からも見方からも、拍手が

 

起こるだろう。バリアによって、和平が開かれるかもしれない・・・。

 

 

 

備考:この内容は、2018-11-30(株)KADOKAWA

柳田理科雄著「空想科学読本1」より紹介しました・